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男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、賞金総額175万5000ドル、インドアハード)は2日に1回戦を行い、6週間ぶりに大会に出場した地元期待の世界1位R・フェデラー(スイス)がO・ロクス(ベルギー)を6-3, 6-4のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
フェデラーはジュニア時代にボールボーイとして参加していた思い出の深い今大会で3連覇しており、今年は4連覇を目指す。
そのフェデラーは2回戦で、世界51位のA・セッピ(イタリア)と対戦する。セッピは主催者推薦で出場の地元S・ボーリ(スイス)を4-6, 6-1, 7-5で振り切っての勝ち上がり。
フェデラーは9月20日に行われたデビス杯のスイス対イタリア戦に出場した後、6週間の休暇をとっており、今大会は久々の出場大会となっている。
試合後、フェデラーは「再びコートに立って、プレーするのを待ち焦がれていた。地元の大会でカムバックできるのは最高だね。思い出がいっぱいつまった大会なんだ。」と話している。
フェデラーとロクスは1998年のウィンブルドン・ジュニアのダブルスで優勝した仲。この日は第1セット、フェデラーが第6ゲームでブレークに成功すると、第2セットでも第5ゲームでブレークに成功し、元ダブルスパートナーを圧倒した。
フェデラーは「いい試合ができた。大事な場面でサーブを入れることができた。」と話している。
久しぶりの試合のためか、試合開始当初のフェデラーには少しぎこちなさが見られたが、試合が進むにつれて調子を取り戻したようだった。ロクスは1本目のマッチポイントをしのいだものの、2本目のマッチポイントで強力なサーブを決められてリターンがワイドにそれると、試合に終止符が打たれた。
フェデラーは順調に進んだ場合、決勝で世界ランク3位の第2シードN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは3日にA・ベック(ドイツ)と1回戦を戦う。
その他の試合では、ラッキールーザーで本戦入りしたF・セラ(フランス)が、28本のサービスエースにも気落ちすることなくI・カルロビッチ(クロアチア)を7-6(7-5), 6-4で下し、2回戦進出を決めた。カルロビッチは今季855本のエースを記録しており、ツアートップを行く。しかしセカンドサーブでうまく攻撃できず、セラに押し切られた。
世界71位のセラは2回戦で第5シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)と対戦する。シュティエパネックは1回戦でR・シュトラー(ドイツ)を6-2, 6-0で一蹴しての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は29万1700ユーロ。
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