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男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、賞金総額275万ユーロ、クレー)は16日、北京五輪ダブルスで金メダルを取ったパートナー同士の対戦となった3回戦で、第13シードのS・ワウリンカ(スイス)が第2シードのR・フェデラー(スイス)を6-4, 7-5のストレートで下す大金星を挙げた。
この日のフェデラーは、自身のサービスゲームで、ワウリンカに14回ものブレークポイントを握られると、そのうち3度のブレークを奪われまさかのストレート負けを喫してしまった。一方勝利したワウリンカは、最初のマッチポイントで、バックハンドのダウンザラインでエースを取り、偉大な先輩から初勝利を上げた。
フェデラーは「ミスが多すぎた。それで彼(ワウリンカ)にチャンスを与えてしまった。彼はミスが少なく良いプレーをしていた。今日はサーブの調子が今季一番悪かった。サーブの調子を戻さなければ。欲しい時に思った所へサーブが打てなかった。」と、試合を振り返って反省していた。先週の土曜日に挙式を挙げたばかりのフェデラーは、予定を変更して急遽今大会に主催者推薦で出場していた。
また勝利したワウリンカは、親しいフェデラーからの勝利に「心から喜べない。(フェデラーは)クレーにまだ馴染んでいないようだ。彼にしてはミスが多すぎた。」と、フェデラーに気遣うコメントをしていた。準々決勝では予選勝者のA・ベック(ドイツ)と対戦する。ベックはJ・モナコ(アルゼンチン)を3-6, 6-2, 7-5の逆転で下しての勝ち上がり。
第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は、A・モンタネス(スペイン)を6-1, 6-7 (4-7), 6-0と出入りの激しいテニスながらも勝利を収め順当にベスト8入りを決めた。一方、第7シードのF・ベルダスコ(スペイン)は同胞で第10シードのD・フェレール(スペイン)を6-2, 6-1とわずか62分で退けた。ジョコビッチとベルダスコがベスト4入りを懸けて戦う。
この日は第1試合が終わったあと激しい雨に見舞われ、予定していた試合を消化することができなかった。開始した試合ではN・ラペンティ(エクアドル)が第1シードのR・ナダル(スペイン)を1-0と、第4シードのA・マレー(英国)が予選勝者のF・フォニュイーニ(イタリア)を7-6 (13-11), 1-0とリードしたところで翌日へ順延となった。
第8シードのN・ダビデンコ(ロシア)と第12シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)の試合と、S・ボレッリ(イタリア)と主催者推薦のI・リュビチッチ(クロアチア)の試合は開始することなく順延が決まった。
今大会の優勝賞金は43万4000ユーロ。
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