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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・マスターズ(パリ/フランス、賞金総額227万ユーロ、ハード)は2日、シングルス決勝を行い、第13シードのJW・ツォンガ(フランス)が、昨年優勝の第8シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)を6-3, 4-6, 6-4のスコアで振り切り、見事、優勝を飾った。ツォンガは優勝賞金として36万3600ユーロを獲得した。
また、この決勝の勝者が、上位8選手のみが参加できるツアー最終戦「マスターズ・カップ」の最後の出場権を手にすることになっており、勝利したツォンガは、同時にその権利も取得した。
試合後、ツォンガは「上海には、フランスを、家族を、そして友人を代表して行くつもりさ。」と話した。ツォンガは、3日発表のランキングで、トップ10入りすることが決まっている。今シーズンが始まった時点で43位だったが、全豪オープンで決勝まで進むと、一気に大ブレークを果したツォンガは、今季は今大会とあわせて2勝を飾っている。1勝目は、9月のバンコクの大会でのこと。
続けてツォンガは「マスターズ・カップは僕にとって非常に重要な大会。優勝したいね。」と意気込みを話した。すでにマスターズの出場を決めている7人の選手には、R・ナダル(スペイン)、R・フェデラー(スイス)、N・ジョコビッチ(セルビア)、A・マレー(英国)、N・ダビデンコ(ロシア)、A・ロディック(アメリカ)、そしてJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がいる。
23歳のツォンガは、決勝では得意のサービス力を発揮、25本ものサービスエースを記録した。今大会での地元選手による優勝は、2001年のS・グロージャン(フランス)以来のこと。
一方、惜しくも敗れたナルバンディアンは、今大会史上初の2連覇を目指していた。
ナルバンディアンは「サービス力で彼(ツォンガ)が上回っていた。それが試合の鍵だったね。僕のプレーも悪くはなかったと思うけど、決勝までのようにはプレーできなかった。」と肩を落とした。今週のナルバンディアンはマレー、ダビデンコ、デル=ポトロを撃破していた。
またナルバンディアンは「スムーズな動きができず、スタートもあまりよくなかった。タフな試合になってしまった。」と話し、会場を後にした。
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