女子テニスツアーのＡＩＧジャパン・オープン・テニス（東京/日本、賞金総額１７万５０００ドル、ハード）は３０日、シングルス１回戦が行われ、１２年ぶりのツアー本選に挑むクルム伊達公子（日本）が登場したが、第６シードのＳ・ペア（イスラエル）に3-6, 1-6で敗れ、初戦突破はならなかった。
今年４月のツアー復帰以降、サテライトを中心にツアーを回っていたクルム伊達は、ＷＴＡツアー本選は今大会が初となるが、この日は、世界ランク３６位のペアに５度のサービスブレークを許し、復帰後初のツアーレベルでの勝利とはいかなかった。
２回戦に進出したペアは、ラッキールーザーのＪ・ガイドソバ（オーストラリア）と８強入りを争う、ガイドソバは、Ｍ・サンタンジェロ（イタリア）を6-4, 7-6 (7-0)で破り、チャンスを活かした。
この日は、予選から勝ち上がってきた２人の日本勢、藤原里華（日本）と不田涼子（日本）の２人も初戦に登場しており、世界ランク１５０位の藤原は同８５位のＰ・ツェトコフサ（チェコ共和国）を7-6 (8-6), 6-4で、不田は同４５位のＰ・パルメンティエ（フランス）を7-5, 6-2と、それぞれ格上選手にストレート勝ちを収め、２回戦に進出した。
また、各シード勢もこの日の初戦に登場し、第１シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）は、Ｇ・ドゥルコ（アルゼンチン）に対し4-6, 6-0, 6-3の逆転で初戦を突破したが、第３シードの鄭潔（中国）は、Ａ・パブリュチェンコワ（ロシア）に1-6, 2-6で、第４シードのＭ・キリレンコ（ロシア）は、Ｋ・ザコパロバ（チェコ共和国）に6-4, 2-6, 5-7で敗れ、早くも大会を後にした。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｔ・タナスガーン（タイ） (7) ○-× Ｓ・デュボワ（カナダ）, 6-1, 6-3
Ａ・ウズニアッキ（カナダ） (8) ○-× Ｊ・クレイバス（アメリカ）, 7-5, 6-7 (2-7), 6-3
Ｃ・パン（フランス） ○-× Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン）, 6-0, 7-5
Ｊ・ガイドソバ ○-× Ｍ・サンタンジェロ, 6-4, 7-6 (7-0)
Ｙ・ウィックマイヤー（ベルギー） ○-× Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国）, 6-4, 3-6, 6-3
今大会の優勝賞金は２万８０００ドル。
（2008年10月1日11時14分）
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