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男子テニスツアーのオーストリアン・オープン（オーストリア/キッツビューヘル、賞金総額９１万ドル、クレー）は、大会４日目の木曜日も、初日同様悪天候に見舞われ、予定されていたシングルス２回戦では第６シードのＪ・メルツァー（オーストリア）がＬ・マイヤーを6-4, 6-2で下し、ベスト８へ駒を進めた１試合しか消化できなかった。

この日は、早くから降る雨のため、試合開始も５時間近く遅れ、全てのコートを使って予定していたシングルス２回戦４試合が行われた。メルツァーはわずか１時間足らずで試合に終止符を打ち、その後再び振り出した雨の影響もなく、準々決勝進出を決めた。

その他の３試合は、試合終了できず翌日へと順延となった。第２シードのＲ・シュトラー（ドイツ）はＪ・ヘルニチ（チェコ共和国）に2-6, 6-4, 2-3とリードを許したところで、第７シードのＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）はＳ・ロイトマン（アルゼンチン）に6-2, 2-2で、Ｎ・デヴィルダー（フランス）は主催者推薦のＡ・ペヤ（オーストリア）に6-4, 4-2とリードしたところでの順延となった。

３２歳のシュトラーは、先のウィンブルドンで準決勝進出の活躍を見せ、ランキングを９４位から一気に３９位へとジャンプさせ、２００５年の４月以来となるトップ４０入りを果たした。若干１９歳のデル=ポトロも先週のドイツ大会で、キャリア初のＡＴＰタイトルを獲得しており、ランキングも自己最高位の４４位をマークしている。デヴィルダーは１回戦でトップ・シードで出場予定だったＡ・セッピ（イタリア）と対戦予定だったが、セッピの突然の欠場でラッキー・ルーザーとの対戦となり１回戦を勝ち上がる幸運を手にしている。

金曜日にはこの日から順延となった２回戦の他、水曜日に８強入りした４選手の準々決勝も予定されている。第４シードで昨年の準優勝者のＰ・スタラーチェ（イタリア）が第５シードのＥ・シュワンク（アルゼンチン）と、Ｖ・ハネスク（ルーマニア）がＢ・ダブル（アルゼンチン）と対戦する。順延の２回戦を勝ち上がった選手も、引き続き準々決勝を行い、ダブル・ヘッダーとなる予定。

今大会の優勝賞金は１８万６５００ドル。