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全豪オープン(賞金総額2060万豪ドル)は15日、シングルス1回戦を行い、女子第4シードのA・イバノビッチ(セルビア)が、7-5, 6-3でS・シルステア(ルーマニア)にストレート勝ちし、グランドスラム初優勝に向けて、まずは初戦を突破した。
今週月曜日に発表された最新世界ランキングで自己最高の3位に上昇したイバノビッチだが、この日の試合では第1セットで5-4と先行されるなど精彩を欠き、試合後には少しイライラしていたと明かした。
「今日は自分のベストの試合ではなかったと思う。でも、タフな試合、タフな日を勝ち抜けたのが重要。いつも素晴らしいプレーをすることは出来ない。だから、あのきつかった第1セットを何とか取ることができて満足しているわ。1ブレークされていたし、彼女のサービング・フォー・セットという場面で、簡単なものではなかった。実は、少しパニックに陥っていたの。」と、イバノビッチは話した。
世界ランク2位で第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)は、N・デシー(フランス)に6-3, 6-1で快勝した。過去6年間でベスト8が最高のクズネツォワは、この日は21本の凡ミスを犯しながらも、5回のサービスブレークを決めて勝利を手繰り寄せた。
クズネツォワは昨年USオープンで決勝に進出し、先週行われた前哨戦でも決勝に進むなど好調だが、何度も準優勝に終わっており、今大会で2004年のUSオープン以来のグランドスラム制覇を狙う。
その他の試合では、第6シードのA・チャクエタゼ(ロシア)が対戦相手の棄権により勝利したほか、第9シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)、第14シードのN・ペトロワ(ロシア)が2回戦に駒を進めた。
しかし、シードダウンも続出しており、昨年ウィンブルドンで準優勝した第10シードのM・バルトリ(フランス)がS・アービッドソン(スウェーデン)にフルセットで敗れたほか、第16シードのD・サフィーナ(ロシア)、第20シードのA・サバイ(ハンガリー)もそれぞれフルセットで敗退した。
昨年ディフェンディング・チャンピオンだったA・モレスモ(フランス)を破っていた第22シードのL・サファロバ(チェコ共和国)もストレートで敗れている。
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