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(スペイン、マドリッド)
ムチュア・マドリレーニャ・マスターズ・マドリッド(賞金総額300万ドル)は金曜日に準々決勝を行い、第2シードのR・ナダル(スペイン)がノーシードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)に1-6, 2-6で惨敗した。
地元という地の利を生かしたかったナダルだったが、全仏オープン3連覇の世界第2位、そして2005年の今大会で優勝した勢いを再び見せ付けることはできなかった。
ナルバンディアンはナダルのサービスゲームを5度ブレークした一方で、ブレークポイントを握られた場面は1度もなかった。また、第1サービスが入った18ポイントのうち17本を獲得するという好調ぶりだった。
ナダルは「ダビッドにおめでとうと言いたい。彼は素晴らしいプレーを見せた。でも準々決勝敗退は悲しいね。観客の皆さんには感謝をしなければならない。というのも、ひどい試合だったのにもかかわらず、応援し続けてくれたからね。」と会場を後にした。
今季初のツアーベスト4入りを果たしたナルバンディアンは、準決勝でジョコビッチと対戦する。
そのジョコビッチは準々決勝でノーシードのM・アンチッチ(クロアチア)を7-6(7-2), 6-2で下し、ベスト4入りを決めた。これで今シーズンの成績は68勝14敗。今大会では先週のウィーンに続く今季6勝目、ツアー通算8勝目を狙う。
「ナルバンディアンはナダルに勝ったことでモチベーションと自信を得ている。彼は素晴らしい選手だったと誰もが知っているし、今もいいプレーを続けている。だから準決勝はタフになると思うね。」とジョコビッチは準決勝に向けて気を引き締めていた。
ジョコビッチとナルバンディアンは過去、今夏モントリオールの大会で1度だけ対戦があり、そのときはジョコビッチが勝っている。このモントリオールの大会でジョコビッチは準決勝でナダルを倒し、決勝ではフェデラーを撃破、見事な優勝を飾った。
第1シードで昨年優勝のR・フェデラー(スイス)は準々決勝でワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のF・ロペス(スペイン)と対戦、7-6(7-4), 6-4のスコアで下し、準決勝に駒を進めた。
また第5シードのF・ゴンサレス(チリ)は怪我から復帰のN・キーファー(ドイツ)と対戦したが、好調のキーファーが7-6(7-5), 6-2で番狂わせを演じた。
ゴンサレスは昨年の今大会でフェデラーに敗れたものの、準優勝を飾っていた。ゴンサレスはキーファー戦に勝っていれば、昨年のリベンジをすべくフェデラーと対戦できるはずであったが、準決勝はフェデラー対キーファーの組み合わせとなった。
キーファーは2006年に世界11位まで登りつめたが、手首の故障で2007年の前期を棒に振り、ランキングは112位まで落ちていた。準決勝のフェデラー戦にはぜひ勝ちたいところだが、立ちはだかる壁は高い。
フェデラーはこれまでツアー通算540勝131敗で、シングルスのタイトルは51を数える。四大大会で12勝している26歳フェデラーは、今季出場した12の大会のうち6大会で優勝、準優勝は3大会。今季の成績は57勝6敗と驚異的な数字で、また今大会の成績は13勝2敗としている。キーファーとはこれまで11度の対戦があり、8勝。最近の7戦では全勝している。
今大会の優勝賞金は48万ドル。
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