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（アメリカ、ニューヨーク州フラッシングメドウズ）

ＵＳオープンは大会６日目の１日、女子シングルス３回戦を行い、ナイトセッション第１試合で第１８シードのＳ・ペア（イスラエル）が第１３シードのＮ・バイディソバ（チェコ共和国）に6-4, 3-6, 7-6 (7-5)のフルセットで勝利し、２年連続の４回戦ベスト１６進出を決めた。

この試合では、序盤から激しいストローク戦が繰り広げられた。１８歳のバイディソバが強打を打ち込めば、２０歳のペアが豊富な運動量で拾いまくる。そんな見所満載の打ち合いの中、第１セットで先にリードしたのはバイディソバだったが、ペアが０－３の劣勢をひっくり返して、セットを先取した。

第２セットでもバイディソバが先行して、ペアが３－３に追いつくという展開になるが、バイディソバが３ゲーム連取でセットオールに持ち込んだ。ファイナルセットでは、ペアに訪れたマッチポイントをバイディソバがしのいでタイブレークに突入。そこでも再三のピンチを防いだバイディソバだったが、最後はペアが２ポイント連取で、７－５でタイブレークを締めくくった。

接戦を制したペアは４回戦で、この日第２シードのＭ・シャラポワ（ロシア）を6-4, 1-6, 6-2で破る番狂わせを演じた第３０シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）と対戦する。

その他の試合では、２００４年覇者で第４シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）が第３０シードのＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）に6-3, 6-1で快勝したほか、第６シードのＡ・チャクエタゼ（ロシア）も第２６シードのＳ・ミルザ（インド）を6-2, 6-3で退けた。

しかし、波乱も続出しており、第７シードのＮ・ペトロワ（ロシア）がノーシードのＡ・サバイ（ハンガリー）に4-6, 4-6で足元をすくわれた。また、第１１シードのＰ・シュニーダー（スイス）がＴ・パスゼック（オーストリア）に6-4, 4-6, 6-7(1-7)で、１９９７年覇者で第１６シードのＭ・ヒンギス（スイス）がＶ・アザレンカ（ベラルーシ）に6-3, 4-6, 0-6でそれぞれ逆転負けした。Ｍ・キリレンコ（ロシア）もＪ・バクレンコ（ウクライナ）に2-6, 4-6でストレート負けを喫した。