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（オーストリア、ペルトシャッハ）

ヒポ・グループ国際グランプリ（賞金総額４７万７千７８５ドル、クレー）は２４日、シングルス準々決勝を行い、第1シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）と第２シードのＡ・ロディック（アメリカ）が共に敗れる波乱含みの１日となった。

昨年覇者のダビデンコは、Ｊ・モナコ（アルゼンチン）に2-6, 7-6(7-5), 4-6で敗れ、２連覇の夢は断たれた。久しぶりにトップ１０選手からの勝利となったモナコは、「試合は互角だったけど、第１セットでいいスタートを切れたのが勝因だと思う。」と、試合を振り返った。両者は昨年のソポトで１度対戦し、その時はフルセットでダビデンコが勝利していた。

モナコは、決勝進出をかけてＬ・オルナ（ペルー）と準決勝を行う。火曜日の２回戦で第３シードのＩ・リュビチッチ（クロアチア）を破る金星を上げたオルナは、この日はＡ・モンタネス（スペイン）を7-6(7-4), 6-7(2-7), 6-1で下し、優勝した１月のビニャ・デル・マールの大会以来の準決勝進出を決めた。

クレーを苦手とするロディックは、Ｇ・モンフィス（フランス）に5-7, 3-6で敗れた。モンフィスは初対戦だった去年のローマ・マスターズに続き、ロディックに２連勝となった。世界ランク３位のロディックは、クレーでは２００５年５月以降、８大会連続で準々決勝入りできずにいる。全仏オープンでも、初出場の２００１年に３回戦まで勝ち上がった以外は、２回戦の壁を突破できずにいる。

モンフィスは準決勝で第４シードのＬ・ヒューイット（オーストラリア）と顔を合わせる。ヒューイットはＤ・ハートフィールド（アルゼンチン）に6-2, 6-2で圧勝し、２大会連続で４強入りを果たした。クレーでは１９９９年のデルレイ・ビーチ以来優勝から遠のいているヒューイットは、モンフィスとは２００４年にパリ・マスターズ（クレー）で１度対戦しており、その時はヒューイットがストレートで勝っている。

今大会の優勝賞金は７万５千ドル。