（アメリカ、フロリダ州マイアミ）
ＡＴＰマスターズ・シリーズのソニー・エリクソン・オープン男子部門は１８日、当地でシングルス１回戦が行われ、Ｇ・カニャス（アルゼンチン）がＴ・ヘンマン（イングランド）を3-6, 6-2, 6-1の逆転で下し２回戦へ駒を進めた。
元世界８位のカニャスは、ドーピング違反で１５ヶ月間の謹慎処分に処されていたが、昨年１０月にツアーに復帰し、今季は２月にブラジルで復帰後初優勝をあげた。先週行われていたパシフィック・ライフ・オープンでは、２回戦で４１連勝中の王者Ｒ・フェデラー（スイス）をストレートで破り、一躍時の人となった。次の２回戦では、第１９シードのＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）と対戦する。
その他の試合では、地元アメリカ勢が順当に勝ち進んだ。アメリカ期待の１９歳、Ｓ・クエリー（アメリカ）はＩ・アンドレエフ（ロシア）に5-7, 6-2, 6-4で逆転勝ち。また、Ｖ・スペーディア（アメリカ）はＲ・ジネプリ（アメリカ）との同胞対決を6-1, 6-3で制し、A・ディリック（アメリカ）はＪ・ベネトー（フランス）に6-4, 6-4で、Ｋ・キム（アメリカ）はＢ・ベッカー（ドイツ）（ドイツ）を6-4, 3-6, 6-2でそれぞれ倒して、２回戦に進んだ。
この日は降雨により、シングルス６試合が順延となった。その他の試合の結果は以下の通り。
Ｐ・スタラーチェ（イタリア） ○-× Ａ・クズネツォフ, 6-4, 7-6 (7-4)
Ｓ・グロージャン（フランス） ○-× Ｍ・フェルケルク（オランダ）, 6-3, 6-4
Ｆ・マイヤー（ドイツ） ○-× Ｉ・クニツィン（ロシア）, 6-1, 6-0
Ｅ・コロレフ（ロシア） ○-× Ｍ・ジケル（フランス）, 6-4, 6-2
Ｓ・グロイル（ドイツ） ○-× Ｄ・ウドンチョケ（タイ）, 6-7 (2-7), 6-2, 6-3
（2007年3月23日12時19分）
ジョコ撃破の勢い維持、初の8強へ 
