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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
USオープン初日、女子シングルスではアーサー・アッシュ・スタジアムのオープニング・マッチに第2シードのJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌが登場した。雨により90分も開始が遅れたが、その影響を全く感じさせない彼女は、M・カメリン(イタリア)を6-2, 6-1と圧倒し、2回戦進出をいち早く決めた。
今大会では2003年に優勝経験のあるエナン=アルデンヌは、今年は全仏オープン優勝、全豪オープンとウィンブルドンでも準優勝するなどの好調を維持しており、1997年のM・ヒンギス(スイス)以来となる年間の全四大大会で決勝戦進出する偉業に臨む。
エナン=アルデンヌは、まだ決勝進出の可能性を語るには早すぎるとしながらも、「今シーズンの成績には自分でも驚いている。2003年と同じくらいのベストシーズンで、シーズン初めから安定したプレーができていると感じている。今は自分のテニスをエンジョイしていて、体調も万全だし、結果は付いてくるはず。1つずつ勝つだけよ。」と、控えめながら自信のほどを覗かせた。2回戦の相手は、A・モリック(オーストラリア)を6-3, 6-2で下した弱冠17歳のV・キング(アメリカ)。
1998年に今大会で優勝し、今年は第10シードで出場のL・ダベンポート(アメリカ)は、先週のニューヘイブンでの決勝戦でエナン=アルデンヌに7ゲームを連取されたところで肩の怪我から棄権する結果となっていた。
その影響が懸念されたダベンポートだが、この日の1回戦では、その不安を払拭するような安定したプレーで、K・ザコパロバ(チェコ共和国)を6-1, 6-4の52分で一蹴した。
「今日は良い形での初戦突破と、なるべく短時間で勝利することに集中したわ。第2セットで一瞬痛みを感じたことがあったけど、思ったような試合ができたし、1時間以内で勝利を上げられたのは良かった。」と、試合を振り返った。「これからは1日おきに休みが入るから、大会が進むに連れて改善していけたらと思っているわ。」
その他、第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)がL・グランビル(アメリカ)を6-1, 6-4で完勝した。また第6シードで2004年のチャンピオンのS・クズネツォワ(ロシア)は、昨年の初戦敗退の再現かと思うような不安定な場面もあったが、しかしそこは実力者、S・クレーゼル(ドイツ)を6-2, 2-6, 6-3のフルセットで辛くも勝ち上がった。
日本人では、3人が初日に登場。第28シードの杉山 愛はZ・オンドラスコバ(チェコ共和国)を6-1, 6-0の快勝で順当に2回戦へ進出したが、森上 亜希子は第22シードのK・シュレボトニック(スロベニア)に2-6, 3-6で敗れた。またこの大会を最後に引退を表明している浅越 しのぶもJ・コスタニッチに4-6, 6-7(4-7)で敗れ、残るは森上と組むダブルスのみとなった。
その他シード勢の勝者は、第20シードのM・キリレンコ(ロシア)、第21シードのS・ペア(イスラエル)、第26シードのM・バルトリ(フランス)、第33シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)。しかし、第15シードのA・グローネフェルド(ドイツ)はA・レザイ(フランス)に6-2, 0-6, 4-6で敗れ、初戦で姿を消すことになった。
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