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(モナコ、モンテカルロ)
モンテカルロ・マスター大会(賞金総額245万ドル)第4日目の木曜日は、シングルス3回戦などが行われ、ベスト8が出揃った。R・フェデラー(スイス)やR・ナダル(スペイン)などが順調に勝ち進む中、D・ナルバンディアン(アルゼンチン)が敗れる波乱があった。
第3シードで出場のナルバンディアンは、第15シードのT・ロブレド(スペイン)と対戦し7-5, 1-6, 5-7の逆転で敗れ、姿を消すこととなった。ナルバンディアンは第1セットは接戦を制したものの、第2セットになると急に乱れが見え、エラーを連発し、第1ゲームを取った後は6ゲーム連続で失った。結局ナルバンディアンの78、ロブレドの69と両者ともにエラーを続出させる展開となったが、最後は精神的に乱れの少なかったロブレドが勝った。これが5度目の両者対戦で、ロブレドは2001年ソポット以来の2度目の勝利となった。
ロブレドは準々決勝で第7シードのG・ガウディオ(アルゼンチン)と顔を合わせる。ガウディオは予選上がりのA・ディマウロ(イタリア)を6-2, 6-4で下してベスト8入りしている。
その他シード勢は順当に勝ち上がっている。
世界ランキング1位のフェデラーは、今大会ももちろんトップシードで出場しており、この日の3回戦でも予選勝者のB・バルレ(モナコ)を6-3, 6-2と危なげなく下し8強入りを決めた。これまで今大会では、ベスト8までしか勝ち上がったことのないフェデラーは、昨年はその準々決勝で3度のマッチポイントを握りながらもフランス期待の若手、R・ガスケ(フランス)に逆転負けを喫していた。この日の勝利で、マスターズ・シリーズでの連勝を27へ伸ばしたフェデラーは、今季の成績も31勝1敗とした。次は準決勝進出を掛けてD・フェレール(スペイン)と金曜日に対戦する。
フェレールとは先に行われたナスダック100の準決勝で対戦し、6-1, 6-4でフェデラーが勝利を収めた相手。フェレールはこの日の第1試合で、第11シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)と6-1, 6-7(5-7), 6-3の接戦を制して勝ち上がっている。敗れたフェレーロは2002年と2003年の今大会のチャンピオンで、2003年には全仏オープンでも栄冠に輝くクレー巧者として名を馳せていた。
トップハーフのドローでは、第4シードのI・リュビチッチが、先週のバレンシアで準優勝を上げて勢いに乗る主催者推薦のG・シモン(フランス)を6-3, 6-2で破り、準々決勝で第12シードのF・ゴンサレス(チリ)と戦う。ゴンサレスはR・ソデルリング(スウェーデン)と3回戦を行ったが、6-2, 3-2とリードしたところで、ソデルリングが足の怪我を理由に棄権を申し入れての勝利となっていた。
今季唯一フェデラーから勝ち星を上げているナダルは、昨年に続く2連覇を目指し今大会は第2シードで出場している。この日の3回戦ではK・フリーゲン(ベルギー)を6-3, 6-3で倒してベスト8へ駒を進めた。これでクレーでの連勝を39へ伸ばした19歳のナダルは、準々決勝で第6シードのG・コリア(アルゼンチン)と顔を合わせる。コリアとは昨年の決勝で対戦しており、ナダルが6-3, 6-1, 0-6, 7-5で勝ち、優勝を決めた。これまで両者対戦成績はナダルの3勝1敗で、昨年はナダルが3連勝している。
この日のコリアはサーブに苦しみ、実に43ものダブルフォルトを犯しつつも、第9シードのN・キーファー(ドイツ)を6-7(5-6), 6-4, 6-3のフルセットで退けている。コリアは火曜日の2回戦のP・H・マチュー(フランス)戦では実に4度のマッチポイントをしのいでの勝利を上げており、第2セットも0-3、第3セットも0-2とリードを許してからの逆転と粘り強さを発揮している。
これで出揃ったベスト8には、スペイン3人、アルゼンチン2人、チリ1人と、クレーを中でも得意とするラテン勢が大半を占めている。
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