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(モナコ、モンテカルロ)
水曜日に行われたモンテカルロ・マスター大会(賞金総額245万ドル)は、シングルス2回戦などが行われた。
世界ランキング1位で今大会もトップシードで出場のR・フェデラー(スイス)は、1回戦では予選上がりのN・ジョコビッチ(セルビア)に6-3, 2-6, 6-3と苦戦を強いられたが、この日の2回戦では見違えるようなプレーで、A・マルティン(スペイン)を相手に6-0, 6-1と完璧な試合を演じた。試合に要した時間はわずか46分だった。これでマスター・シリーズでの連勝を26に伸ばし、今季の成績も30勝1敗と群を抜いている。
この大会では最高でベスト8止まりとなっているフェデラーが3回戦で対戦するのは、地元の期待を背に予選から勝ち上がったB・バルレ(モナコ)で、この日は第13シードのS・グロージャン(フランス)と対戦し、4-6, 7-5, 3-2とリードしたところでグロージャンが背中の痛みから棄権を申し入れたため勝ち上がっている。
ドローでフェデラーと同じ山にいる第11シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)と第8シードのD・フェレール(スペイン)も順当に勝ち上がった。フェレーロはJ・I・チェラ(アルゼンチン)を6-1, 6-2で、フェレールはD・フルバティ(スロバキア)を6-4, 3-6, 6-4で下している。
19歳のR・ナダル(スペイン)は、昨年に続く2連覇へ向けて第2シードで出場しており、この日の2回戦も主催者推薦でモナコ在住のJ・リスナール(フランス)を6-4, 6-1のストレートで下した。これでクレーでの連勝を38とした。
「今日の試合は昨日よりは良くなった。でも去年のようにクレーで好成績を上げるには、まだまだ改善点がいっぱいあって、試合をもっと重ねないといけないね。」と語るナダルは、来月末の全仏オープンでも2連覇を目指し、今後さらにギアを上げていくことが期待される。
3回戦の相手はK・フリーゲン(ベルギー)で、予選勝者のJ・ヘルニチ(チェコ共和国)を7-5, 6-1で倒して勝ちあがっている。
ナダルと同じドローの山にいる第9シードのN・キーファー(ドイツ)は主催者推薦のM・ロドラ(フランス)を7-6(7-4), 6-4で破り、同じく第6シードのG・コリア(アルゼンチン)はP・H・マチュー(フランス)に4度のマッチポイントを握られながらも1-6, 7-6(8-6), 6-4の接戦を制した。マチューに第2セット5-1とリードされてからの逆転劇だった。
コリアは、「昨日はサフィンを封じ込めた相手だけに、1-6, 1-5と追い込まれて、正直なところ勝つのは難しいと思ったよ。なんとか踏ん張ってタイブレークに持っていったものの、そこでも4-6でリードされたしね。でもその第2セットを取れてからは、勝てる気がした。結局びっくりするような試合内容になったね。」と、2004年の覇者で昨年も準優勝を上げている相性の良い大会なだけに、勝利の女神が何とか微笑んでくれた安堵感が伝わるコメントだった。
この日は、2回戦16試合の全てが消化された。
トップハーフでは、第14シードのI・リュビチッチ(クロアチア)がF・セラ(フランス)を4-6, 6-3, 7-5の逆転で勝利し、第12シードのF・ゴンサレス(チリ)はF・ロペス(スペイン)を下したが、第16シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)は主催者推薦のG・シモン(フランス)に6-7(2-7), 7-6(7-5), 4-6の接戦で敗れ姿を消した。その他、R・ソデルリング(スウェーデン)は予選上がりのP・スタラーチェ(イタリア)を6-4, 6-4で退けており、火曜日に第5シードのN・ダビデンコ(ロシア)を破る大金星を上げた勢いを持続している。
ボトムハーフでは、第3シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)がA・セッピ(イタリア)を7-5, 7-5で、第7シードのG・ガウディオ(アルゼンチン)もJ・アカスーソ(アルゼンチン)を6-3, 3-6, 6-4で、第15シードのT・ロブレド(スペイン)がO・ロクス(ベルギー)を7-5, 6-4で下したが、第10シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)は予選上がりのA・ディマウロ(イタリア)に6-2, 2-6, 6-7(4-7)の逆転で敗れた。
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