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(スペイン、バレンシア)
バレンシア・オープン(賞金総額48万USドル、クレー)は準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のM・サフィン(ロシア)が優勝候補で第2シードG・ガウディオ(アルゼンチン)を6-4, 6-4のストレートで下し、見事準決勝進出を決めた。
過去2度のグランドスラム優勝を誇るサフィンは、長引く膝の故障のため今シーズンは今大会を含めわずか4大会に出場しているだけで体調に不安を抱えていたが、今大会では初戦で前年度覇者のI・アンドレエフ(ロシア)を下すなど完全復活を印象付けている。サフィンはクレーでの優勝は2000年以降見放されており、今大会では久しぶりの優勝を狙う。準決勝で予選から勝ちあがったN・アルマグロ(スペイン)と対戦する。
地元出身のアルマグロは第6シードのF・ボランドリ(イタリア)を下しての勝ち上がりで、この日は地元観客を大いに沸かせていた。アルマグロは1回戦で第4シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)をフルセットの末撃破、2回戦のB・パウ(ドイツ)戦ではわずか3ゲームしか落とさないと絶好調ぶり。
またもう一方の山では、第7シードのF・べルダスコが同胞のG・ガルシア=ロペス(スペイン)を6-7 (2-7), 6-4, 6-3で下し準決勝に進出。ベルダスコは準決勝で、A・セッピ(イタリア)を7-6 (7-2), 7-6, (7-4)で退けたG・シモン(フランス)と対戦する。
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