望月慎太郎「自信出てきている」

男子テニスで世界ランク１１２位の望月慎太郎は２４日に開幕した全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）に出場する。望月は開幕前に同大会を全日程生中継するWOWOWのインタビューに答えた。

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２２歳の望月は今大会、予選３試合を勝ち抜き初の本戦出場を決めるとともに、ウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）に続き四大大会で２大会連続の予選突破を果たした。

望月は１回戦で世界ランク１２５位のＨ・ガストン（フランス）と対戦する。この試合はコート１０の第２試合に組まれた。同コートの第１試合は日本時間２７日２時（現地２６日１３時）に開始予定。

【望月慎太郎選手 インタビュー】

Q.全米初の本戦出場が決まった今の気持ちは？

勝った時は嬉しい気持ちがかなりありました。他のグランドスラムはすでに本戦にでていて、ここ（全米）だけ最後に残っていました。ジュニアの時も、そんなにいい思い出がないので、正直良いイメージをもって来たわけではありません。その中で勝ち上がることができて、テニスも良い感じにやれているので一番良いかなという感じです。

Q.２回戦に進出した７月のウィンブルドンで得たものは？

サーフェスは違うので全く同じではないかもしれないですけど、ここのハードコートでも芝と似たような自分のプレーをやり通せていると思います。どの相手とやっても、自分のテニスが戦えるということは実感しているので、自信は出てきているところもあります。それと同時に、ベストを尽くして自分のテニスをした結果、負けてしまったらしょうがないなという楽な考え方で自分にプレッシャーをかけすぎないようにメンタル面でもうまく噛み合ってきていると思います。

Q.今の調子は？

テニスの状態は引き続き良い感じです。今のところ全く問題ないのでできる限りの準備をしたいなと思います。

Q.（フロリダを拠点にしてきた）望月選手にとって、全米はどのような大会ですか？

難しいですけど、僕が育った場所は落ち着いているフロリダの中でも田舎だったので、ニューヨークは結構騒がしいと思います。ホテルもマンハッタンのタイムズスクエアのすぐ近くですし、正直落ち着かないイメージはありました。今回はそういった雰囲気も楽しめていると思います。昨日も、１人でフェリーに乗って景色を眺めてきました（笑）そういった意味では、結構リラックスはうまくできているかなと思います。

Q.予選でも望月コールで盛り上がっていましたが、観客の声援はどれくらい力になる？

本当に力になっています。特に予選２回戦では、試合終盤の厳しい場面で望月コールが始まって、「自分もやるしかない！」と思いました。自分のチームも含めてですけど、ファンの方々のサポートはすごく力になっています。自分の力だけで勝ったとは全く思っていません。感謝しかないです。

Q.１回戦で戦うガストン選手はどんな印象？

基本的にディフェンスが得意なタイプの選手だと思います。ドロップショットだったりを使う器用な選手で、足も速いのでなかなか決まらない場面もでてくるかと思うので、そこは期待しません。早く決めたい！とかポイントを終わらせたい！と思うと悪循環になるので、我慢するところは我慢します。逆に、球はそんなに速くない分ラリーが長くなるので、体力はかなり消耗すると思います。長くなる覚悟を持って、戦いたいです。

Q.最後に意気込みと応援してくれているファンへメッセージをお願いします。

皆さん、いつも応援ありがとうございます。今回初めて全米オープンで予選を勝ち上がっ て本戦で戦うことができて、とても幸せです。本当に自分の力だけでここまで来られているわけではないので、チームのみんなや日本のファンの方たちに支えられています。１回戦、全力で頑張りますので応援よろしくお願いいたします。

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