逆転勝ちで優勝「報われた」

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優勝を果たしたアルカラス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は13日、シングルス決勝が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)が第13シードのL・ムセッティ(イタリア)を3-6, 6-1, 6-0の逆転で破り、ツアー通算18勝目をあげるとともに、「ATPマスターズ1000」で6度目の優勝を果たした。試合後には「ハードワークが報われた」と喜びを語った。

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21歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは3年ぶり2度目。2022年は初戦で敗れていたが、今年は初戦の2回戦で同22位のF・セルンドロ(アルゼンチン)、3回戦で予選勝者で同84位のD・アルトマイヤー(ドイツ)、準々決勝で第12シードのA・フィス(フランス)、準決勝で同42位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を下し決勝へと駒を進めた。

決勝戦、アルカラスは2度のブレークを許し第1セットを落としたものの、第2セットでは4度のブレークポイントを凌ぎ切り、リターンゲームでは2度のブレークに成功してセットカウント1-1に追いつく。ファイナルセットではサービスゲームでわずか2ポイントしか落とさない完璧なプレーを披露。フィジカルコンディションが落ちてしまったムセッティに対し、リターンゲームで3度のブレークを奪い、6ゲームを連取して1時間47分で逆転勝ちをおさめた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスのコメントが掲載されている。

「最後は僕が望んでいた勝ち方ではなかった。彼(ムセッティ)はタフな1週間を過ごし、長い試合を戦ってきた。彼のベストの成績のひとつなのに、このような結果に終わるのは簡単なことではない。大事に至らず、すぐに100パーセントの状態に戻ることを願っている」

「僕自身としては、モンテカルロで初めて優勝できて本当にうれしい。難しい状況の多い1週間だった。すべてに対処できたことを誇りに思う。この1ヵ月は僕にとって難しい1ヵ月だったから、ここに来てハードワークが報われたことがうれしいよ」

アルカラスにとっては昨年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来となる「ATPマスターズ1000」6個目のタイトル。ツアー通算では今年2月のABNアムロオープン(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)に続く通算18勝目のトロフィー獲得となった。


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(2025年4月14日8時15分)
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