テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間9日(現地8日)、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が第12シードのT・フリッツ(アメリカ)を6-3, 6-4, 7-5のストレートで破り初優勝を飾るとともに、四大大会2勝目を挙げた。
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両者は3度目の顔合わせで1勝1敗。直近では昨年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)準々決勝で、そのときはシナーがフルセットで勝利した。
全米オープンでは初優勝、四大大会では今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に続き2度目の優勝を狙う世界ランク1位で23歳のシナー。今大会は1回戦で同140位のM・マクドナルド(アメリカ)、2回戦で同49位のA・ミケルセン(アメリカ)、3回戦で同87位のC・オコネル(オーストラリア)、4回戦で第14シードのT・ポール(アメリカ)、準々決勝で第5シードのD・メドベージェフ、準決勝で第25シードのJ・ドレイパー(イギリス)を下し大会初の決勝へと駒を進めた。
一方、四大大会初優勝を狙う26歳で世界ランク12位のフリッツは1回戦で同93位のC・カラベリ(アルゼンチン)、2回戦で同44位のM・ベレッティーニ(イタリア)、3回戦で同108位のF・コメサナ(アルゼンチン)、4回戦で第8シードのC・ルード(ノルウェー)、準々決勝で第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)、準決勝で第20シードのF・ティアフォー(アメリカ)を破り、グランドスラム初の決勝進出を決めた。
なお、フリッツが優勝を果たせば、全米オープンでは2003年のA・ロディック(アメリカ)以来21年ぶりのアメリカ男子のタイトル獲得となる。
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