国際テニス連盟（ITF）は１２日に公式サイトを更新し、７月２７日に開幕するパリオリンピック（フランス/パリ、レッドクレー）のスペイン代表を発表した。これに伴いスペイン代表の男子チームのキャプテンに就任したＤ・フェレール（スペイン）氏がＲ・ナダル（スペイン）とＣ・アルカラス（スペイン）がペアを組みダブルスに出場すると明言した。

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今回発表されたスペイン代表は５名。シングルスで世界ランク２位のアルカラス、同３２位のＡ・ダビドビッチ フォキナ（スペイン）、プロテクトランキング（負傷などで長期離脱した選手の救済措置）を使用するナダルとＰ・カレノ=ブスタ（スペイン）、ダブルスで世界ランク２位のＭ・グラノジェルス（スペイン）が名を連ねた。

３７歳で四大大会２２勝を誇るテニス界のレジェンドであるナダルと、２０２２年に史上最年少で世界ランク１位を記録し２１歳にしてすでに四大大会３勝を挙げているアルカラスは、以前からオリンピックでペアを組みダブルスに出場する意向を示していた。

そして今回、男子プロテニス協会のATPはスペイン語版の公式サイトで男子チームのキャプテンを務めるフェレールのコメントを掲載。ナダルとアルカラスのペア結成を明言した。

「皆さんご存知のとおり、ダブルスのペアのうちの１組はカルロス・アルカラスとラファエル・ナダルが組むことになる」

「もう１組はまだ決まっていない。明確なアイデアはあるが、決定するまで少し待つつもりだ。何も問題がなければ、ラファとカルロスはパリで一緒にプレーすることになるだろう」

ナダルは２００８年の北京オリンピック（中国/北京、ハード）シングルスで金メダル、２０１６年のリオデジャネイロオリンピック（ブラジル/リオデジャネイロ、ハード）ではＭ・ロペス（スペイン）とのペアでダブルスでも金メダルを獲得している。一方のアルカラスはまだオリンピックに出場したことはない。

世代を超えたドリームペアに注目が集まる。


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