男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は27日、シングルス1回戦が行われ、第5シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク39位のR・サフィウリンを6-2, 6-3のストレートで破り、2年連続の初戦突破を果たした。
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25歳で世界ランク12位のチチパスは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に昨年準優勝者として出場するも4回戦敗退。大会後の世界ランキングでは2019年4月29日以来 約4年10カ月ぶりにトップ10から陥落した。
そして前週のミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)には昨年王者として参戦したが準決勝でC・ルード(ノルウェー)に4-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ決勝進出を逃した。
ツアー3大会目の初戦となったこの日、開始からブレークチャンスを掴むチチパスは第6ゲームでブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをラブゲームでキープし第1セットを先取する。
続く第2セット、ミスを最小限に安定したプレーを展開するチチパスは第5ゲームでブレークに成功。サフィウリンに隙を与えず、最後は強烈なサービスエースで締めて1時間20分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチチパスのコメントを掲載し「良い相手と対戦し、初戦から非常に良い、力強いスタートを切ることができた。彼(サフィウリン)がこのようなサーフェスで良いプレーができることは分かっていた」と語った。
また、昨年10月にハリケーン被害に遭い大きな損害を受けたアカプルコへの支援としてエースを決めるたびに1,000ドル(約15万円)を寄付することを明かしていたチチパスは「大事な大事な場面で良いサーブができていた。コートの中で彼を動かし続けたし、深さとポジショニングに関しては自分の仕事を完璧にこなしたよ」と述べた。
なお、チチパスはこの勝利により、現在開催中の大会での獲得ポイントをリアルタイムで反映した「シングルスライブランキング」で10位に浮上。同大会で4強入りすれば次の世界ランキング更新でトップ10入りが確実となる。
勝利したチチパスは2回戦、予選を勝ち上がった世界ランク69位のF・コボリ(イタリア)と対戦する。コボリは1回戦で同30位のF・オジェ アリアシム(カナダ)を2-6, 6-3, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第2シードのH・ルーネ(デンマーク)、第6シードのルード、第8シードのF・ティアフォー(アメリカ)らが2回戦に駒を進めた。
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