決勝かけ失格のパートナーと対戦

テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は６日に混合ダブルス準々決勝が行われ、Ａ・スーチャディ（インドネシア）/ Ｍ・ミドルコープ（オランダ）組はチャン・ハオチン（台湾）/ Ｆ・マルタン（フランス）組を7-5, 6-2のストレートで破り、ベスト４進出を果たした。この結果スーチャディは、今大会に女子ダブルスでペアを組み出場ていた加藤未唯と混合ダブルスの準決勝で顔を合わせることとなった。

＞＞【動画】加藤 未唯がボールをぶつけてしまったシーン＜＜

加藤とスーチャディは４日に行われた女子ダブルス３回戦でＳ・ソリベス=トルモ（スペイン）/ Ｍ・ブズコバ（チェコ）組と対戦。この試合の第２セット途中で加藤がボールガールにボールをぶつけてしまい加藤/ スーチャディ組は失格となっていた。加藤は失格が告げられると目に涙を浮かべ、スーチャディに肩を抱かれ、励まされながらコートを後にした。

それでも加藤はその翌日に行われた混合ダブルス準々決勝でＴ・ポイツ（ドイツ）とペアを組み準決勝進出を果たしていた。

そして今日、スーチャディも混合ダブルス準々決勝に登場。第１セットでは、両ペア１度ずつのブレークを果たし迎えた第１１ゲームで、スーチャディとミドルコープがブレークに成功。このリードを守り第１セットを獲得する。

続く第２セット、スーチャディとミドルコープは相手に一度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは２度のブレークに成功。わずか１時間１０分で４強入りを決めた。

この結果により、加藤は失格後に自身を励まし続けたパートナーと準決勝で対戦することになった。

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