ジョコ GSデビューは「20年前」

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全仏OPを戦うジョコビッチ
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク114位のA・コバチェビッチ(アメリカ)を6-3, 6-2, 7-6 (7-1)のストレートで破り、19年連続の2回戦進出を果たした。試合後の会見では自身のジュニア時代について質問を受け、2003年の同大会出場時を回想した。

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36歳のジョコビッチが全仏オープンに出場するのは19年連続19回目で、2016年と2021年に優勝を飾っている。コバチェビッチにストレート勝ちをおさめたあと会見に臨んだジョコビッチは、記者から現在のジュニア選手について取材していると明かされ、20年前、2003年にジュニアとして全仏オープンに出場したときのことを質問された。

当時16歳のジョコビッチにとっての四大大会デビューとなる大会は全仏オープンで、3回戦で敗れたと振り返った。

「まず、(質問した記者に顔を向け)ジュニアに光を当ててくれてありがとう。後輩たちに注目するのはとても大事なことだ。彼らにもっと注目し、プロへの道を突き進む動機付けになると思うから。僕ら選手はみんな、ある程度ジュニアの大会でプレーしたことがあるはずだ。ある人はより多く、ある人はより少なく。僕は2003年にローラン・ギャロスのジュニア大会の出場権を獲得した。確か3回戦でいまバウティスタ・アグのコーチを務めるヒメノ=トラベール(D・ヒメノ=トラベール(スペイン))に負けたと思うよ(笑)。20年も前か。ある意味、面白い人生のサイクルだ。今でもここにいれば懐かしい顔ぶれに出会える」

「その時のドローには素晴らしい名前が並んでいた。最終的に誰が優勝したかは知らないけど。(ニコラス)アルマグロなのかワウリンカなのかな?スタン(ワウリンカ)が勝ったのか?彼はシニアのローラン・ギャロスも取ったね。ジュニアにとってのグランドスラムも、シニアにとってのグランドスラムも同じように重要な大会なんだ。基本的にジュニアの時から目指し始める大会だからね」

またジョコビッチはジュニア時代から競争する世界に身を置くことで得られるもの、重要性について力説した。

「なぜなら、そこで自分をアピールして、スポンサーになってくれる人やマネージメントしてくれる人を見つけることができるから。いい機会なんだ。そして、これらの大会は、結果だけでなく、知名度や自分の名前を知ってもらうためにも、とても重要なイベントだ。マネージャーやスポーツ選手、代理店などが集まってくる。選手は、誰かが自分にアプローチし、オファーしてくれることを望んでいる」

「そして、多くの若手が活躍するために必要な、あらゆる手助けを期待しているんだ。多くのジュニアが、プロのテニスプレーヤーになるための人生を少しでも楽にするために必要な、あらゆる支援を提供してくれることを望んでいるよ」

ジョコビッチがヒメノ=トラベールに敗れた2003年の全仏オープンジュニアは、S・ワウリンカ(スイス)B・ベイカー(アメリカ)をフルセットで破り優勝を飾っている。

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