テニスの全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）は２９日、男子シングルス決勝が行われ、第４シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）が第３シードのＳ・チチパス（ギリシャ）を6-3, 7-6 (7-4), 7-6 (7-5)のストレートで破り、２０２１年以来２年ぶり１０度目の優勝を果たすとともにＲ・ナダル（スペイン）に並ぶ史上最多タイとなる２２度目のグランドスラム制覇を成し遂げた。

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両者は１３度目の顔合わせでジョコビッチの１０勝２敗。直近では昨年１１月の最終戦Nitto ATPファイナルズ（イタリア/トリノ、室内ハード）ラウンドロビンで対戦し、ジョコビッチがストレート勝ちをおさめた。

また、グランドスラム決勝では２０２１年の全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）でも激突しており、そのときもジョコビッチが２セットダウンからフルセットで逆転勝ちしている。チチパスが最後に白星をあげたのは２０１９年のロレックス・上海・マスターズ（中国/上海、ハード、ATP1000）準々決勝、以降の９戦はすべてジョコビッチが勝利している。

この試合、勝利した一方が大会終了後の世界ランク更新で世界１位になることが確定。ジョコビッチにとっては四大大会２２勝と全豪オープン１０度目の制覇、チチパスにとっては初のグランドスラムタイトル獲得がかかった決勝戦となる。

チチパスは準決勝で第１８シードのＫ・ハチャノフを、ジョコビッチは世界ランク３５位のＴ・ポール（アメリカ）を下しての勝ち上がり。

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