女子テニスで世界ランク10位の大坂なおみの元コーチであるサーシャ・バイン氏は30日にツイッターで、アメリカのミネソタ州で起きた白人警官による拘束時の黒人男性暴行死に対してコメントを残した。
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事件は5月25日に発生。白人警察官たちによって黒人男性が拘束時に首を圧迫されて死亡し、その後は人種差別の象徴と見なされて社会問題化となっている。
バイン氏は「今回の事件を起こした警察官は正義というものを何もわかっていない。彼らは今後の人生から全ての自由を取り上げられるべきだ」と綴った。
「今はただとても悲しい。あのような人種差別をする人たちを野放しにしてほしくはない。そしてこの問題がそもそもなぜ起きたのかを忘れてはならない」
「批判などが起こるのではなく解決策が出てきて状況が変わってくれることを心から願っている。今回のことは本当に僕の心も辛くなり、言葉で表すことができない。みんなどうか無事で、国に変化が起こることを祈っている」
バイン氏は大坂のコーチに就任し、2018年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と2019年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)制覇へ導いた。
その後、世界ランク42位のK・ムラデノビッチ(フランス)のコーチとなったが、昨シーズン限りで関係を解消。今季からは同25位のD・ヤストレンスカ(ウクライナ)のコーチに就任している。
同事件には大坂、世界ランク9位のS・ウィリアムズ(アメリカ)、同52位のC・ガウフ(アメリカ)らテニス選手を始め、世界中の多くの著名人たちも強い反感を主張している。
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