男子テニスで世界ランク2位のR・ナダル(スペイン)は27日、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝で同1位のN・ジョコビッチ(セルビア)に3-6, 2-6, 3-6のストレートで敗れ、2009年以来2度目の優勝を逃した。試合後の記者会見でナダルは今後について語った。
32歳のナダルは今後に向けて「試合は必要。でもそれだけに必死になることはない。年齢もあるし、自分のスケジュールがある。それに、より大切なものもある。今、優先するのは家へ帰って休養を取ること。この数週間は良いテニスをしてきた。今は家へ帰って、良い肉体的なトレーニングをして、ここで良かったことを更に磨き続けたい。一歩一歩、より必要なことを少しずつ練習する。その流動性が、コートへ戻ることが難しい状態からの回復に最適なはず」
続けて「それが僕が普段よくしていることだが、それを高いレベルでできることが重要。次のステップはアカプルコになる。それが今の目標で大好きな大会の1つ。そこでは好成績も出しているからアカプルコへまた行くことに興奮している。その後はインディアンウェルズに出る。それが今現在のスケジュール。その2大会の前に他の大会へ出場することは無いのは確実だ」
ナダルは2度の優勝を誇っているアビエルト・ メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)、3度のタイトルを獲得したBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)の出場を話した。
最後に「その後のことはこれから決める。どんな状態になるかによる。そのまま試合を続けるか、クレーへ向けて休養を取るか。シーズンは長いのは分かっている。何よりのプライオリティは、優勝することなどではなく、いつもハッピーでいること。ハッピーでいるには健康でいる必要がある。何よりも健康でいられるであろうことをするだろう。それが最優先のこと。もし健康でいれば、試合でも戦えるし、ハッピーだし、大会で優勝するチャンスも持てる。そうでなければ、100パーセント状況は変わってしまう」
昨年の11月に足首の手術を行ったナダルは、年末年始を休養とリハビリにあて、通算18度目の四大大会制覇のために全豪オープンに出場していた。
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