テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は7日に男子シングルス準決勝が行われ、第3シードの
C・アルカラス(スペイン)が第2シードの
J・シナー(イタリア)を2-6, 6-3, 3-6, 6-4, 6-3の4時間9分に及ぶフルセットの死闘の末に破り、同大会初の決勝進出を果たすとともに、初優勝に王手をかけた。
>>【動画】アルカラス 全仏OP初の決勝進出!シナー撃破の瞬間!<<>>ズベレフvsルード 1ポイント速報<<>>アルカラス、ズベレフら全仏OP組合せ<<21歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは4年連続4度目。最高成績は昨年の4強となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク107位
J・J・ウルフ(アメリカ)、2回戦で同176位のJ・デ ヨング(オランダ)、3回戦で第27シードの
S・コルダ(アメリカ)、4回戦で第21シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、準々決勝で第9シードの
S・チチパス(ギリシャ)を下し2年連続で準決勝に駒を進めた。
世界ランク2位でライバルとして認め合うシナーとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、アルカラスはファーストサービス時のポイント獲得率が44パーセントに留まるとシナーに3度のブレークを許し先行される。
続く第2セット、アルカラスは第1ゲームでいきなりブレークを許すもここから反撃。第4ゲームでフォアハンドのウィナーを決めブレークバックに成功すると、第6ゲームでもブレークを果たし5ゲームを連取。その後のサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをキープし1セットオールに追いつく。
第3セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えたシナーのサービスゲームの第5ゲームでシナーが右手を気にする仕草を見せる。アルカラスはこのゲームで4度のブレークポイントを握るもものに出来ずブレークのチャンスを逃す。
第5ゲーム終了後のエンドチェンジ間で右手のマッサージを受けたシナーに対し畳みかけたいアルカラスだったが、直後の第6ゲームで2度目のブレークを許す。第7ゲーム終了後にはシナーがさらに両太もものマッサージを受けるも、アルカラスはその後ブレークを返すことができず、セットカウント1-2と後がなくなる。
それでも第4セット、アルカラスは終盤までキープを続けると、第10ゲームでセットポイントとなるこのセット初のブレークポイントを握る。このチャンスでアルカラスはバックハンドのウィナーを決め、勝負をファイナルセットに持ち込む。
ファイナルセット、アルカラスは第2ゲームでブレークポイントを握ると最後はフォアハンドのウィナーを決め先にブレークに成功。アルカラスはこのリードを最後まで守り切り、同大会では初、四大大会では3度目の決勝進出を果たした。
勝利したアルカラスは全仏オープン初優勝と四大大会3勝目をかけ、決勝で第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と第7シードの
C・ルード(ノルウェー)の勝者と対戦する。
[PR]全仏オープンテニス 5/26(日)~6/9(日)
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