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10代最後のGSに「チャンスあった」

ココ・ガウフ
全豪OP初の決勝進出を逃したガウフ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は25日、女子シングルス準決勝が行われ、第4シードのC・ガウフ(アメリカ)は昨年女王で第2シードのA・サバレンカに6-7 (2-7), 4-6のストレートで敗れ、大会初の決勝進出とはならなかった。試合後の会見で10代最後のグランドスラムとなったガウフは「私にもチャンスはあった」と振り返った。

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昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初制覇を成し遂げた19歳で世界ランク4位のガウフは今大会、1回戦から4回戦までストレート勝ちで8強入りすると準々決勝では同37位のM・コスチュク(ウクライナ)を7-6 (8-6),6-7 (3-7),6-2のフルセットで破り、大会初のベスト4進出を果たした。

昨年の全豪オープンで四大大会シングルス初のタイトルを獲得した25歳で世界ランク2位のサバレンカは今大会、1回戦から全ての試合をストレートで勝利。準々決勝では第9シードのB・クレチコバ(チェコ)を6-2, 6-3のストレートで下し4強入りした。

この日の第1セット、サバレンカに1ブレークアップとされ、ゲームカウント2-5とリードを許したガウフ。それでも第9ゲームでブレークバックに成功すると第11ゲームで3度目のブレークを奪い逆転する。

しかし、サービング・フォー・ザ・セットとなった第12ゲームでブレークバックを許しタイブレークに突入。開始から4ポイントを連取されたガウフはその後反撃とはいかず、2度目のセットポイントをものにされ先行を許す。

続く第2セット、ガウフは開始からブレークポイントを握られるも粘りのプレーで凌ぐ。しかし、リターンゲームではサバレンカの安定したサービスゲームを崩すことができず。第9ゲームで2度のブレークポイントを与えると最後はラリーの中でガウフのショットがアウトとなりブレークを許す。

サバレンカのサービング・フォー・ザ・マッチとなった直後の第10ゲームではミスを見逃さずデュースとするもブレークバックのチャンスは握れず。最後はサバレンカの強烈なサーブを返球できず、1時間42分で力尽きた。

試合後の会見でガウフは「今日はタフな試合だったけど、全体的にはポジティブな大会だった。どちらのセットでもチャンスはあったけど、彼女(サバレンカ)の方がいいプレーをしていたわ。自分のゲームプランでベストを尽くせたと思うけど、いくつかのポイントで決まった。それがテニスだと思うわ」とコメント。

「私にもチャンスはあった。第1セットを取るチャンスがあったからね。残念よ。でも、結局のところ、彼女の方が良かった。いいプレーをしていたわ。私にはまだまだ改善しなければならないことがたくさんある」

また、3月13日に20歳となるガウフにとって今大会が10代最後のグランドスラムとなった。会見では10代で出場したグランドスラムについて質問を受け次のように語った。

「私は自分に厳しい傾向があるので、今日はとても残念だけど私の人生のこの段階を振り返ってみると、明らかに成功した時期だったと思う。自分自身を本当に誇りに思っている。10代のときにグランドスラムで優勝したかったし、それを達成できた。もちろん、今日は勝ちたかったし、少なくとも世界ランク2位になるチャンスを掴みたかった。そうはならなかったけど、そこにいるような気がする。だから、ここから上へ上へと行けることを願っているわ」

勝利したサバレンカは決勝で第12シードのジャン・チンウェン(中国)と対戦する。ジャンは準決勝で予選を勝ち上がった同93位のD・ヤストレンスカ(ウクライナ)を6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。

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