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唯一の失セット0 シナー8強へ

ヤニック・シナー
2年ぶりの全豪OP8強入りを決めたシナー
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は21日、男子シングルス4回戦が行われ、第4シードのJ・シナー(イタリア)が第15シードのK・ハチャノフを6-4, 7-5, 6-3のストレートで破り、2022年以来2年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。なお、シナーは1回戦からセットを失っておらず、男子では唯一の選手となった。

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昨年は4回戦で大会を後にした21歳のシナー。今大会では1回戦で世界ランク59位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)、2回戦では予選を勝ち上がった同161位のJ・デ ヨング(オランダ)、3回戦では第26シードのS・バエス(アルゼンチン)を撃破。全試合ストレート勝ちを収め3年連続の4回戦進出を決めた。

この日の第1セット、シナーは第3ゲームで先にブレークに成功。直後の第4ゲームでは2度のブレークポイント凌ぐとその後はサービスキープを続け、第10ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎える。ここで3度のブレークポイントを握られるも粘りのプレーで凌ぐと最後は強烈なサービスエースを決め先行する。

続く第2セット、第1ゲームでブレークに成功したシナーだったが直後の第2ゲームでブレークバックを許す。その後、15本のアンフォーストエラーを犯し4度のブレークポイントを握られるも全て凌ぐ。すると終盤となった第11ゲーム、15-40の場面からブレークチャンスを握ると最後は鋭いフォアハンドウイナーを決めブレークに成功。第12ゲームをキープしセットカウント2-0と勝利に王手をかける。

第3セット、勢いに乗るシナーは安定したサービスゲームを披露しハチャノフにブレークポイントを与えず。リターンゲームでは開始からブレークチャンスを握ると第7・第9ゲームでブレークに成功し、2時間34分で勝利した。

勝利したシナーは準々決勝で第5シードのA・ルブレフと第10シードのA・デ ミノー(オーストラリア)の勝者と対戦する。

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(2024年1月21日18時21分)



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