テニスの国別対抗戦ユナイテッドカップ(オーストラリア/パース/シドニー、ハード)は3日、準々決勝が行われ、セルビアはオーストラリアに0勝3敗で敗れ、ベスト4進出とはならなかった。男子世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は同12位の
A・デ ミノー(オーストラリア)に4-6,4-6のストレート負けを喫した。
>>ナダルらブリスベン国際の組合せ<<>>ナダルvsクブラー 1ポイント速報<<セルビアはジョコビッチを中心としたチームだったが、シングルス第1試合でデ ミノーに敗北。大会中に負った右手首の負傷が完治しておらず、終始安定感を欠いた。試合を通してデ ミノーに7本のサービスエースを決められるなど1度もブレークチャンスを掴めず。自身は2度のブレークを許し、1時間33分で完敗となった。
その後の女子シングルスではN・ステバノビッチ(セルビア)が
A・トムヤノヴィッツ(オーストラリア)に1-6,1-6で、混合ダブルスではD・ラドノビッチ(セルビア)/ N・カシッチ(セルビア)組が
S・ハンター(オーストラリア)/
M・エブデン(オーストラリア)組に3-6,3-6のストレートで屈した。
試合後の会見でジョコビッチは14日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)への影響について自身の見解を述べた。
「シーズンの開幕週で、肉体的、感情的、精神的に100パーセントの状態でプレーできるとは思っていなかった。僕は自分のレベルに達していなかった。自分のレベルではなかったし、コートの上でベストの状態ではなかった。それしか言えないよ」
「正直なところ、大丈夫だと思うよ。けがは、特にフォアハンドとサーブに影響があった。時間はたっぷりあるし、全豪オープンに向けて自分のコンディションを整えるには十分な時間だと思う」
「今後は手首の回復に努めるよ。ただ、回復とトレーニングのルーティンを守り、全豪オープンに向けてフォームを作るだけだ。このプロセスは僕にとって不思議なことじゃない。このような状況は何度も経験しているし、準備のためにチームとともに何をすべきかもわかっている。ここ2年は、全豪オープンの直前にけがをして、全豪オープンで優勝することができた。3年前の2021年と去年だ。今回はけがをしないようにしたい。全豪オープンの全期間を通して、ハイレベルなプレーができるように、体を正しい状態、最適な状態に持っていきたいね」
ジョコビッチがオーストラリアの地で公式戦の敗北を喫するのは2018年1月の全豪オープン4回戦での
チョン・ヒョン(韓国)戦以来 約6年ぶりとなる。
また、勝利したオーストラリアは準決勝でギリシャとドイツの勝利国と対戦する。
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