男子テニスのエキシビションマッチ「アルティメット・テニス・ショーダウン(UTS)」のグランド ファイナルが15日から17日にかけて行われ、
J・ドレイパー(イギリス)が決勝で
H・ルーネ(デンマーク)をセットカウント3-1で破り優勝を飾った。その大会中、
B・ペール(フランス)と
C・ルード(ノルウェー)の試合が行われているとき、ペールが試合中に観客のビールを飲みプレーするエキシビションマッチならではの出来事もあった。
>>【動画】前代未聞⁈ ビール飲み強烈ウィナー放つ<<UTSは従来のテニスから大きく変更したルールで行われる革新的なテニスイベント。各試合は8分×4クォーター制で行われ、最初に3クォーターを獲得した選手がその試合に勝利する。なお、両者が2クォーターずつ並んだ場合、5クォーターはサドンデス方式で行われる。サドンデスは先に2ポイント連取した方が勝利となり、2ポイント目以降のすべてのポイントがマッチポイントとなる。
同大会は定期的に開催しており、今月1日には韓国のソウルで行われる予定だったが2024年に延期となることが決定。原因はオーストラリアでのストライキの影響で、主要な機器の輸送が期日通りにいかないこととされている。
これによりロサンゼルスとフランクフルトで行われた2大会の結果をもとにイギリスのロンドンで行われるグランド ファイナル出場選手が決定。ドレイパーやルーネ、ペール、ルードのほかに
A・ルブレフ、
G・モンフィス(フランス)、
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、
A・ブブリク(カザフスタン)が出場し、グループリーグと決勝トーナメントが行われた。
大会初日の15日、ペールとルードの試合中に“事件”が起きた。ルードがサービスを放つ前、ペールは観客席横に移動すると突然観客の持っていたビールを口に。ルードはすかさずサービスを放ったが、ペールはコートを横断してリターンする。ルードはネットに詰めていたがボレーが甘くなると、ペールはネット際に走り込みながらバックハンドのパッシングショットをストレートに決めポイントを獲得した。
観客を煽るペールに対し、大盛り上がりの客席となり、エキシビションマッチならではの雰囲気に包まれた。
会場を盛り上げたペールだったが、試合は0-3で敗北。翌日行われたルブレフとの一戦でも1クォーターも取れずにグループ最下位で大会をあとにした。
一方、ドレイパーはモンフィス、ブブリク、ルードに勝利し決勝へ。最後はルーネを逆転で下して王者に輝いた。
グランド ファイナルの順位は以下の通り。
優勝:ドレイパー
準優勝:ルーネ
ベスト4:ルブレフ、ルード
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