男子テニスの兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、室内ハード、ATPチャレンジャー)は18日にシングルス準決勝が行われ、第5シードの
島袋将が第3シードの
L・ナルディ(イタリア)を6-2, 6-2のストレートで破り、決勝進出を果たすとともに、キャリア3度目のチャレンジャー大会制覇に王手をかけた。試合後、島袋は決勝へ向け意気込みを語った。
>>島袋 将、兵庫CH決勝 1ポイント速報<<>>島袋 将ら兵庫CH組合せ<<>>綿貫 陽介、清水 悠太ら横浜慶應CH組合せ<<26歳で世界ランク155位の島袋は今大会、1回戦で同285位の
内田海智、2回戦で同280位のホン・ソンチャン(韓国)、準々決勝で第2シードの
望月慎太郎を破り4強入りを果たした。
準決勝の第1セット、島袋は第1ゲームで鋭いリターンからブレークチャンスを握ると最後はナルディがダブルフォルトを犯しブレークに成功。第5ゲームでは40-0とし再びブレークチャンスを迎えると強烈なバックハンドウイナーを決めて2度目のブレークを奪う。セットを通して安定したサービスゲームを展開した島袋はブレークバックのチャンスを与えず先行する。
続く第2セット、アグレッシブなプレーで主導権を握る島袋は再び第1ゲームでブレークに成功。その後、第7ゲームでは粘りを見せブレークチャンスを掴むと最後はナルディがダブルフォルトを犯し2度目のブレーク。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームを難なくキープし、わずか59分で勝利した。
今年1月のバンコク・オープン3(タイ/ノンタブリー、ハード、ATPチャレンジャー)と5月のKIA チュニス・オープン(チュニジア/チュニス、レッドクレー、ATPチャレンジャー)に次ぐチャレンジャー大会3勝目に王手をかけた島袋は決勝で同172位のD・アジドゥコビッチ(クロアチア)と対戦する。アジドゥコビッチは準決勝で同230位のウー・トンリン(台湾)を下しての勝ち上がり。
島袋はアジドゥコビッチに前週のユニ・チャームトロフィー愛媛国際オープン(日本/松山、ハード、ATPチャレンジャー)2回戦で敗れており、この試合は島袋にとってリベンジマッチにもなる。
試合後、大会公式X(旧ツイッター)で島袋は「今日の準決勝、勝つことが出来ました。たくさんのファンの皆さんの前でプレー出来たことを本当に嬉しく思います。明日は決勝戦、先週負けた相手なんですけど、ちゃんとリベンジできるように頑張ります。今シーズンラスト1試合なので全力を尽くします。応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。
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