女子テニスの最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)は5日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が第1シードの
A・サバレンカを6-3, 6-2のストレートで破り、初の決勝進出を果たし優勝に王手をかけた。
>>ダニエル 太郎、望月 慎太郎ら松山CH組合せ<<同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会であり、賞金総額は900万ドル(約13億5,100万円)。4名ずつ2グループに分かれ総当たりで対戦し、各組上位2名が準決勝に進出する。
22歳のシフィオンテクは今季、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)やチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)を含む5大会で優勝。しかし、先月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では4回戦で屈すると大会後の世界ランキングで75週ぶりに1位から陥落した。
最終戦に出場するのは今回が3年連続3度目であり、昨年大会は予選ラウンドロビンを全勝で勝ち上がったものの準決勝でサバレンカに敗れ、決勝進出を逃していた。そして今大会、2年連続で予選全勝で4強入り。準決勝では昨年に続きサバレンカと顔を合わせた。
世界1位と2位の対決となった準決勝の第1セット、第4ゲームでシフィオンテクがブレークチャンスを掴むと最後は強烈なパッシングショットを決めブレークに成功。直後の第5ゲームで1度のブレークポイントを凌ぐとサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲーム、アグレッシブなプレーでサバレンカにチャンスを与えずラブゲームでキープし先行する。
続く第2セット、シフィオンテクは第3ゲームで4度目のブレークチャンスをものにしブレークに成功。その後もストローク戦で主導権を握るとサバレンカにブレークバックのチャンスを与えず、終盤の第7ゲームで2度目のブレークを奪い1時間36分で勝利した。
勝利したシフィオンテクは決勝で第5シードの
J・ペグラ(アメリカ)と対戦する。ペグラは準決勝で第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)を6-2, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
勝利したシフィオンテクはオンコートインタビューで決勝戦について「彼女(ペグラ)は素晴らしい選手であり、どんな大会でも決勝に残る価値がある。簡単ではないことは分かっている。考えることはたくさんあるけど、明日は自分のことだけに集中する。彼女は本当にしっかりしていて、精神的にも何でもこなせる。ベストを尽くし100パーセントの力を出し切る。それしか私にできることはないわ」と語った。
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