男子テニスで世界ランク47位の
S・ワウリンカ(スイス)は30日にインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を更新。毎大会使用ボールが変更されることが手首の負傷に繋がっているとし苦言を呈した。
>>西岡vsシナー 1ポイント速報<<>>西岡、アルカラスらチャイナOP組合せ<<38歳のワウリンカは今回、世界ランク181位の
Z・ベルグス(ベルギー)(ベルギー)が「多くの選手が手首を負傷している事実を注意深く見るべき時だと思う。毎週ボールを変えないことで防げるかもしれない」と投稿したことを引用し男子プロテニス協会のATPに訴えかけた。
また、世界ランク8位の
T・フリッツ(アメリカ)はX(旧ツイッター)でこのことについて言及し「全米オープンのシリーズが始まって以来、手首の問題に対処してきた。原因はボール変更で、3週間で3つの異なるボールを使ったんだ」と投稿し、この問題に言及した。
今年に入り、男女問わず多くの選手が手首やひじの負傷を告白。先月にはATPの選手協議会の理事などを歴任した
V・ポスピシル(カナダ)がSNSでテニスのボールの重さについて「数年前、ATP/WTAはより長いポイントをファンに提供するために『試合をスローダウンさせたい』という議論があった。そしてボールは徐々に重くなり、驚いたことに、僕らの体を壊している。僕が話したほとんどすべてのプレーヤーが同じように感じているんだ。ロッカールームで手首、肘、肩のけがをこれほど多く見たことはない。このようなボールの変化を元に戻さなければ、悪化の一途をたどるはずだ。ATPとWTAは耳を傾けてほしい。選手のけがはあなた方にとっても良くないだろう」とコメントするなど、テニスボールの変化と選手の負傷に少なからず関係があると考える選手は多いようだ。
プロテニス選手は大陸間の移動や時差、天候などの影響もあるが、テニスボールについてもその大会ごとに調整する必要がある。
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