男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は22日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)が世界ランク36位の
J・レヘチカ(チェコ)を6-2, 6-3のストレートで破り、芝大会で初のベスト8進出を果たした。試合後の会見でアルカラスは芝でのプレーに関して
R・フェデラー(スイス)と
A・マレー(イギリス)を参考にしていることを明かした。
>>【動画】アルカラス、レヘチカ戦で見せたベストショット3選<<20歳のアルカラスは今月11日に閉幕した全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来の公式戦に登場。全仏オープンでは準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた際、けいれんの症状が出るなどコンディションが心配されていた。
芝大会での成績は4勝2敗のアルカラスは今大会の1回戦、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク83位の
A・リンデルクネシュ(フランス)を4-6, 7-5, 7-6 (7-3)の逆転で下し初戦突破を決めた。
21歳のレヘチカと対戦したこの日、アルカラスはファーストサービスが入ったときに83パーセントの確率でポイントを獲得。3度のブレークポイントを凌ぐと、リターンゲームでは3度のブレークに成功し1時間25分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載し「芝で最高の選手、動きの上手い選手を尊敬したい。ロジャー(フェデラー)とアンディ(マレー)は僕にとって、芝コートで素晴らしい動きをする最高の選手なんだ。だから、僕も彼らのようになりたいね」と語った。
「何度か言ったように芝での動きは僕にとって全ての鍵なんだ。ここではフットワークにより集中しなければならない。クレーコートやハードコートでやっているようなスライディングはできないから、そのことを理解した上で芝コートでの動きや打ち方を練習する必要があるんだ」
勝利したアルカラスは準々決勝で予選を勝ち上がった世界ランク26位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは2回戦で第8シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)を6-3, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第7シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)と世界ランク46位の
A・マナリノ(フランス)が8強に駒を進めている。
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