男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は21日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク28位の
N・ジャリー(チリ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)を7-6 (9-7), 7-5のストレートで破り、初出場でベスト8進出を果たした。
>>【動画】27歳のジャリー 世界5位チチパスを撃破<<27歳のジャリーは今季、1月のチリ・ドーブ・メンケア・オープン(チリ/サンティアゴ、クレー、ATP250)で約3年8カ月ぶり通算2度目のツアー制覇を果たすと先月のジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーヴ、レッドクレー、ATP250)でも優勝を飾った。19日に更新された世界ランキングでは自己最高の28位を記録している。
世界ランク5位のチチパスと3度目の対戦となったこの日の第1セット、5度のブレークポイントを全て凌いだジャリー。第12ゲームではセットポイントとなるブレークポイントを2度握るも活かせずタイブレークに突入。チチパスに1度のセットポイント握られるも凌ぐと自身は2度目をものにし、先行する。
続く第2セット、ジャリーはファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得しブレークチャンスを与えず。リターンゲームでは終盤となる第11ゲームでブレークを奪い、1時間51分で勝利。ジャリーはチチパスとの対戦成績を2勝1敗とした。
対トップ10の成績が5勝8敗となっていたジャリー。芝コートでは2019年のリベマ・オープン(オランダ/ロスマーレン、芝、ATP250)2回戦でチチパスに勝利したのが唯一の白星だったが今回再び勝利し、同成績を6勝8敗としている。
勝利したジャリーは準々決勝で第9シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズべレフは2回戦で世界ランク27位の
D・シャポバロフ(カナダ)を6-2, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
D・メドベージェフと第8シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)が8強に駒を進めている。
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