テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク364位の
G・モンフィス(フランス)が同42位の
S・バエス(アルゼンチン)を3-6, 6-3, 7-5, 1-6, 7-5の逆転フルセットで破り、2021年以来2年ぶり14度目の初戦突破を果たした。試合後の会見では「最後は痙攣してしまったよ」と振り返った。
>>ダニエル、西岡ら全仏OP組み合わせ<<【動画】モンフィス 疲労困憊のなかフルセットで勝利の瞬間昨年8月に右足首を負傷しツアーを離脱したモンフィス。復活を果たした今年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)では、右手首を負傷し再離脱するなどけがとの戦いに苦しんでいる。それでも、昨年10月には
E・スイトリナ(ウクライナ)との間に第一子となるスカイちゃんが誕生した。
この試合、第1セットを落とした36歳のモンフィスだったが第2・第3セットではファーストサービスが入ったときに68パーセントの確率でポイントを獲得し、バエスのブレークを1度に抑える。リターンゲームでは4度のブレークを奪いセットカウント2-1と勝利に王手をかけた。
しかし、第4セットではセカンドサービスでわずか1ポイントしかキープできず、体力面で疲れが見え始め、一方的な展開となった。
それでもファイナルセットでは再びギアを上げ、最速205kmのサーブからサービスゲームを組み立てる。ストローク戦では互角の戦いとなり3度のブレークを許したが、自身はそれを上回る4度のブレークに成功し、3時間47分の死闘をものにした。
試合後、恒例となったテレビカメラへのメッセージを書く際にはスカイちゃんの名前を書き、勝利を祝福した。
会見でモンフィスは「最後は痙攣してしまったよ。僕のなかで上位2試合には間違いなく入っているね。何年か前に、スザンヌ・ランランコートでクエバスと対戦したときも、同じような試合だった。あのときも、信じられないような雰囲気だった。もちろん、この試合はまた別の味わいだね。僕は年をとっているし、今日のような試合で勝つチャンスも少なくなっている。今夜は、観客にとっても素晴らしい雰囲気だった。初めてローラン・ギャロスに来た友人もいるし、彼らにとってもいい経験になったと思うよ」とコメントしている。
2回戦では第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)と対戦する。ルーネは1回戦で世界ランク74位の
C・ユーバンクス(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
同日の1回戦では第4シードの
C・ルード(ノルウェー)、第22シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第27シードの
西岡良仁らが2回戦に駒を進めている。
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