11日に開幕した女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge アジア/オセアニア・グループ1部(ウズベキスタン/タシュケント、室外ハード)は12日に第2戦が行われ、前日に韓国に勝利していた日本はタイに2勝1敗で2連勝を飾った。
>>ジョコビッチらモンテカルロ組合わせ<<今大会から監督を務める
杉山愛は今年3月に、
内島萌夏、
本玉真唯、
坂詰姫野、
穂積絵莉、
青山修子の5選手を代表メンバーに選出。
大会のフォーマットは6か国によるラウンドロビン(総当たり戦)で行われ、上位2か国は2023年11月に行われるプレーオフに進出し、下位2か国は2024年アジア/オセアニア・グループ2部に降格する。
各対戦はシングルス2試合の後にダブルス1試合が行われ、シングルスで勝敗が決まった場合も最終順位に影響が出るためダブルスまで行われる。
今大会はウズベキスタンのタシュケントにあるオリンピック・テニス・スクールで行われ、参加国は日本、中国、インド、韓国、タイ、ウズベキスタン。10日にドロー抽選が行われ、初日の11日に日本は韓国と対戦し、シングルス2勝ダブルス1勝をあげ、3勝0敗で完勝した。
12日のタイ戦、日本はシングルス1の本玉がA・チャンタ(タイ)を6-1, 6-1のストレートで破る。続くシングルス2に登場した内島は、M・サワンケオ(タイ)に4-6, 7-5, 5-7のフルセットで敗れて1勝1敗に並ばれる。
迎えた第3試合のダブルス、青山/ 穂積ペアが
L・クムクーム(タイ)/ P・プリプエチ(タイ)ペアを6-2, 7-5のストレートで破って日本チームに2勝目をもたらした。
試合後、監督の杉山は試合を総括した。
「第1試合の本玉真唯選手は昨日同様自分のペースで、少し昨日より緊張したと本人は言っていましたけど、そのなかでもやれることに徹して、危なげない試合で勝ち切ることができたので、チームに良い流れを持ってくることができました。内島選手が次入りましたけど、タフなシチュエーションのなかで、どっちに転んでもおかしくない流れだったと思います。相手の選手の最後の気迫で押し切られたかたちになったので、あそこでもう1つ内島選手がギアを上げられて自分のものにできたら良いかたちで自分の実力プラスアルファ自信にもなった試合にもなったので、今日の試合をもぎ取りたいなという気持ちはありましたけど、この悔しい負けを糧にして次のステップにしたいと思っています」
「1ー1で臨んだダブルスですが、経験のある青山選手と穂積選手でした。2人とも試合前には『(勝敗が)かかっていた方が面白いよね、楽しいよね』と言ってくれていて、すごい頼もしいペアでした。相手選手も経験もパワーも技あって嫌なペアでしたけど、最初から勢いに乗ってペースを掴めたのが大きかったです。最後はタイチームもペースを上げてきましたけど、勝ち切ることができて、大きな勝利になったなと思います」
「(1勝1敗でダブルスに入るのは)緊張するシチュエーションではあるんですけど、試合前の両選手の表情とか発言、雰囲気も前向きで『やるぞ』という感じが現れていて、ファーストゲームから取ることができたので。最後の方は白熱したので緊張感はあって、セカンドで取り切れて良かったなと思いましたが、試合前はそれほど緊張もなく委ねるというか、2人に任せれば大丈夫だなと思っていました。セカンドセット取られたら嫌だなとは思いましたけど、勝負所で取り切ってくれたので、そこは流石だなと思いました」
13日には日本とウズベキスタン、中国とインド、韓国とタイが対戦する。
2日目終了時点での勝敗結果は以下の通り。
【国別勝敗】
日本 2勝0敗
インド 2勝0敗
中国 1勝1敗
韓国 1勝1敗
タイ 0勝2敗
ウズベキスタン 0勝2敗
シングルス1試合目に登場した本玉
シングルス2試合目に登場した内島
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