ヨネックス株式会社は6日、新潟県長岡市のヨネックス長岡工場隣接地において研究開発施設「Yonex Performance Innovation Center(仮称)」の着工を開始し、同敷地内における新工場建設もあわせ、開発、製造拠点の拡張と機能強化を推進することを発表した。
ヨネックスは同施設について次のように説明している。
スポーツが、プロレベルだけでなく、あらゆる層において日々進化する中、研究開発施設「Yonex Performance Innovation Center(仮称)」は、より高度なものづくりの起点として、多様なプレーヤーのプレースタイルを科学的に分析し製品開発に反映させることで、すべてのお客様のパフォーマンスを支えることを目指す。
そのため本施設は最新鋭の解析設備に加え、四大大会を想定した4種類の異なるサーフェスのテニスコート、トレーニング施設を備え、実際の多様なプレー環境におけるプレーヤーの動作や打球の解析が可能となる。さらに、解析情報を隣接する生産施設と連携することで試作や改善のサイクルをスピード感をもって回し、製造に移行できることも特徴である。また、研究開発に加えて、本施設はトップアスリートの練習拠点、ジュニア選手育成の場としても活用し、競技の普及・発展にもつなげていく。
同敷地内には主にテニス製造を担う新工場の建設も計画し、2023年11月の着工を予定している。当社のテニスラケットはトップ選手からの性能への評価が高く、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では当社ラケットとストリングの使用率が第2位となっている。それとともに世界中のテニスファンの間でもヨネックスブランドが浸透し、当社のテニス用品売上は北米、ヨーロッパを中心にグローバルで伸長している。
世界のお客様からの高まる需要に応え、最新技術を備えた新工場を建設することで生産体制を強化し、新たな研究開発施設、既存工場と一体となった新次元のものづくりでお客様のプレーをサポートしていく。
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