男子テニスのデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)は14日、シングルス1回戦が行われ、予選勝者で世界ランク784位のM・ペコティッチ(クロアチア)がワイルドカード(主催者推薦)で出場する同143位の
J・ソック(アメリカ)を4-6, 6-2, 6-2の逆転で破り、初戦突破を果たすとともにツアー初勝利を飾った。
>>西岡vsマクドナルド 1ポイント速報<<>>西岡、ダニエルら デルレイOP組合せ<<>>チチパス、メドベージェフら ロッテルダム組合せ<<普段は金融業界で働く33歳のペコティッチは予選2試合を勝ち抜きツアー本戦初出場。過去にツアー7大会で予選から出場していたものの、全てで予選敗退となっていた。
この日の第1セット、ペコティッチは元世界ランク8位のソックに第1ゲームから4ゲームを連取される。第6ゲームで1度のブレークバックに成功したものの、先行を許す。
それでも続く第2セットでは第5ゲームから4ゲームを連取しセットカウント1-1に追いつく。迎えたファイナルセット、ペコティッチはファーストサービスが入ったときに88パーセントの確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。リターンゲームでは2度のブレークに成功し、2時間10分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにペコティッチのコメントを掲載し「確かに勝つとは思っていなかったけど、絶対に負けると思って試合に臨んだわけではないよ。現実的にならなければね。彼は元トップ10プレーヤーで、信じられないほどのテニス経験を持っている。僕が勝とうと思うのは傲慢なことだよ」と語った。
「しかし、もし僕が試合の中で粘り、事前に準備した2、3パターンのプレーができればチャンスがあると思っていた。そして、プレッシャーに負けたり、サーブが決まらなかったりしたらどうしようとも思っていた。でも、そうならずに勝つことができたよ」
勝利したペコティッチは2回戦で世界ランク55位の
M・ギロン(アメリカ)と対戦する。ギロンは1回戦で第8シードの
B・シェルトン(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第9シードの
J・J・ウルフ(アメリカ)、世界ランク56位の
M・マクドナルド(アメリカ)、同59位の
A・マナリノ(フランス)、同113位の
R・アルボット(モルドバ)、ラッキールーザーで本戦入りした同171位の
A・ブキッチ(オーストラリア)が2回戦に駒を進めている。
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