テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は大会初日の16日に男子シングルス1回戦が行われ、第31シードの
西岡良仁が世界ランク69位の
M・イメル(スウェーデン)を6-4, 6-2, 7-5のストレートで破り、3年ぶりの2回戦進出を果たした。試合後には「とても堅実でスマートな戦いができた」と明かした。
>>西岡、ダニエル、綿貫ら全豪OP男子 組合せ<<>>シフィオンテクら全豪OP女子 組合せ<<西岡は前々週に開催された全豪オープン前哨戦のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)で第5シードのH・ルーネ、
M・マクドナルド(アメリカ)、
A・ポピリン(オーストラリア)らを破って4強入り。準決勝の
S・コルダ(アメリカ)戦を途中棄権したものの、世界ランク33位とキャリアハイを更新し、
錦織圭に続く日本人男子2人目となる四大大会の男子シングルスでシード入りを果たした。
全豪オープンに9年連続9度目の出場の西岡は、初顔合わせのイメルから第3ゲームでブレークを奪うとそのまま第1セットを先取する。続く第2セットも西岡は第3ゲームでブレークに成功して先行すると、第5ゲームでもブレークを奪って2セットアップとする。
第3セット、互いに2度ずつブレークを奪い合うと西岡が第10ゲームから3ゲームを連取し、2時間18分で勝利した。
試合後の会見で西岡は「今日はアグレッシブにプレーしようとしました。もし、ボールが短く来たら、速く打って、ネットを取り、早くポイントを終わらせようとしました」とコメント。
「第1セットはとても緊張もあり、ペースを握られることがありましたが、凌いで1度のブレークに成功しました。それから第2セットまでサービスゲームを落とさなかったのは素晴らしかったと思います。第3セットは少しタイトになりましたけど、集中し終わらせることができました。今日はとてもいいプレーができたと思いますし、とても堅実でスマートな戦いができました」
西岡は2回戦で、世界ランク219位のD・スヴルシナ(チェコ)と対戦する。スヴルシナは1回戦で同64位の
J・ムナル(スペイン)を6-3, 6-3, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
同日に行われたシングルス1回戦では、世界ランク94位の
ダニエル太郎が同310位の
E・エスコベド(メキシコ)を7-5, 6-2, 3-6, 6-3で破り、2年連続3度目の初戦突破。同138位の
綿貫陽介は同59位
A・リンデルクネシュ(フランス)を6-3, 6-3, 6-2で破り、グランドスラム初勝利を挙げている。
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