テニスの2023年シーズン開幕戦、国別対抗戦ユナイテッド・カップ(オーストラリア/ブリスベン、パース、シドニー)は2日、グループDのスペインvs.オーストラリアの1日目が行われ、男子シングルスでは世界ランク2位の
R・ナダル(スペイン)が同24位の
A・デ ミノー(オーストラリア)に6-3, 1-6, 5-7の逆転で敗れ、今季2連敗を喫した。試合後、ナダルは「コートでの時間が必要」と語った。
>>西岡、ジョコビッチらアデレード国際1組み合わせ<<>>ジョコビッチvsレスティエンヌ 1ポイント速報<<2022年まで開催されていた男子国別対抗戦のATPカップに代わって新設されたユナイテッド・カップには、男女のトップ選手が集結。オーストラリアの3都市で11日間にわたって行われる18カ国のイベントとなっている。賞金総額は1,500万ドル(約22億円)で、ATP、WTAのランキングポイント(最大500ポイント)も獲得することができる。
29日から1月3日の6日間は18カ国が3チームずつ6グループに分かれてのラウンドロビン(総当たり戦)が開催。各対戦は2日に分けて行われ、1日目に男子シングルスと女子シングルスが、2日目には男子シングルスと女子シングルス、そして混合ダブルスが行われる。各グループで1位となった国が対戦し、勝利した3カ国と、敗れた3カ国のうちグループステージで最も成績の良かった1カ国が準決勝に進出する。
スペインは第1戦でイギリスと対戦したものの1勝4敗で敗戦。この一戦の男子シングルスでナダルは世界ランク14位の
C・ノリー(イギリス)に6-3, 3-6, 4-6の逆転で敗れ、今季初戦を白星で飾ることはできなかった。
そして今季2試合目となったこの日も、ナダルは第1セットを先取しながらデ ミノーに逆転負けを喫した。試合時間は2時間42分。
ナダルは試合後の記者会見で「コートでの時間が必要だ。このような戦いが必要なんだ」と語った。
「この半年間はあまり公式戦に出られず。ほぼ7ヶ月だ。こういう2試合が助けになる。もちろん勝利した方がその分早いプロセスを辿れるけれど、戦い続けなければならない」
「今のところ、とても良いレベルのテニスができている。バックハンドのプレーがとてもよかったね。フォアハンドで良い方向に持っていきたい」
「全豪オープンが始まるまで2週間ある。理想的な状況とは言えないけれど、同時にとてもネガティブな状況とも言えない。というのも、この間は良いプレーができているから。この2試合は僕の助けになると思う。(でも)何試合か勝たないといけないね。でもレベルはそんなに悪くない」
なお、同日の第2試合に行われた女子シングルスでは
N・パリサス ディアス(スペイン)がM・イングリス(オーストラリア)を6-1, 6-3で破り、スペイン対オーストラリアの初日は1勝1敗で終えている。
スペインvs.オーストラリアの試合結果と予定、グループDの順位表は以下の通り。
【2日】
ナダル 6-3, 1-6, 5-7 デ ミノー
パリサス ディアス vs. イングリス, 6-1, 6-3
【3日】
P・バドサ(スペイン) vs. Z・ヒヴス(オーストラリア)
P・カレノ=ブスタ(スペイン) vs.
J・クブラー(オーストラリア)ナダル/ バドサ vs.
S・ストーサー(オーストラリア)/
J・ピアース(オーストラリア)【グループD 順位】
国名、チーム勝敗(マッチ勝敗)
1位 イギリス 2勝0敗(7-3)
2位 オーストラリア 0勝1敗(2-3)
3位 スペイン 0勝1敗(1-4)
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