男子テニスのユニクレジット・フィレンツェ・オープン(イタリア/フィレンツェ、ハード、ATP250)は16日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)が世界ランク75位の
J・J・ウルフ(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで破り、キャリア2勝目を飾った。
準決勝で第3シードの
L・ムセッティ(イタリア)をストレートで下したオジェ アリアシム。この試合の第1セットでは第1ゲームでいきなりブレークに成功。直後の第2ゲームでブレークバックを許すも第3ゲームで再びブレークを奪い、先行する。
続く第2セットでは第5ゲームでブレークに成功。1度もブレークポイントを握られることなく、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームを難なくキープして1時間41分で勝利した。
オジェ アリアシムはキャリア初優勝を果たした2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)に続く、今季2勝目となった。また、最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)出場をかけた「RACE TO TURIN」(最終戦出場ランキング)では1つ上げて7位に浮上している。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにオジェ アリアシムのコメントを掲載し「変わることはない。勝つということはいつも初めてのことのように感じる。特にここで優勝できたことは、とても特別なこと。この1週間はとても充実していて、素晴らしい日々を過ごしている」と語った。
「もちろん、決勝では負けるよりも勝ちたい。そのために今日はすべてを出し切る準備をして臨んだ。第2セットではとてもタフなラリーが続き、体力的にも厳しい状況だった。でも、常に攻め続け高いレベルを保とうとした。本当に良いテニスができたと思うし、信じられないようなサーブもできた。おそらく、この1週間で最高のサーブができたと思うし、今は本当にハッピーだね」
一方、敗れた23歳のウルフはATPツアー初優勝とはならなかった。
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