男子テニスのユニクレジット・フィレンツェ・オープン(イタリア/フィレンツェ、ハード、ATP250)は14日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)が第8シードの
B・ナカシマ(アメリカ)を6-3,6-4のストレートで破り、今季ツアー5度目のベスト4進出を果たした。
22歳のオジェ アリアシムと21歳のナカシマの激突となった準々決勝、オジェ アリアシムは7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得。1度ナカシマにブレークを許したものの、自身はそれを上回る3度のブレークを奪い、1時間29分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはオジェ アリアシムのコメントが掲載されている。
「自分のレベルにはとても満足している。2セットとも素晴らしいテニスだった。セカンドサーブをもっとうまく打てればよかったね、彼が多くのポイントを取っていたよ。試合の流れはすぐに変わってしまうから、最後まで集中しなければならなかったんだ」
また、この勝利で11月に行われる最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)の出場圏内に浮上。前週、楽天・ジャパン・オープン・テニスチャンピオンシップ2022(日本/東京、ハード、ATP500)を制した
T・フリッツ(アメリカ)を抜き7位に上がった。
「トリノへの出場権を得るためには、まだ多くの課題が残っている。レースはまだ非常に緊迫している。今週は全力を尽くすよ。明日もまた厳しい相手と戦うことになるだろうけどね。どの試合でも勝つのは簡単ではない。でも、今の僕のプレーならNitto ATPファイナルズの出場権を獲得できる可能性は高いよ」
準決勝では第3シードの
L・ムセッティ(イタリア)と対戦する。ムセッティは準々決勝で世界ランク79位の
M・マクドナルド(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク75位の
J・J・ウルフ(アメリカ)、同99位の
M・イメル(スウェーデン)が4強へ駒を進めた。
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