男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアンオープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は22日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク62位の
L・ムセッティ(イタリア)が同35位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-4,6-3のストレートで破り、昨年5月のオープン・パルク(フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250)以来 約1年2カ月ぶりのツアーベスト4進出を果たした。
20歳のムセッティはこの試合、セカンドサービスのときに79パーセントの確率でポイントを獲得。2度のブレークを許したものの、ストローク戦を中心に試合の主導権を握り、リターンゲームでは5度のブレークに成功。1時間30分で4強入りを決めた。
ムセッティは今大会まで、5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、6月のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)とシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)、今月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と前週のノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)とATPツアーでは5大会連続の初戦敗退を喫していた。
しかし、ハンブルグでは1回戦で
D・ラヨビッチ(セルビア)、2回戦で
E・ルースブオリ(フィンランド)を破り8強入り。準々決勝でダビドビッチ フォキナを下した。この勝利で、次週25日付の世界ランキングでは49位に入ることが決まり、今後の成績次第では最高31位にまで浮上する可能性がある。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはムセッティのコメントが掲載された。
「今年のベストマッチの1つをプレーしたと思う。最初から本当に激しく、1ポイント1ポイントに集中してプレーできたよ。それが、勝利につながったんだと思う。リターンがとても良かった。準々決勝では、7つのブレークポイントのうち5つをものにしている。本当に自信があった。時々このようなことがあると、プレーするのが楽しくなるね」
準決勝では世界ランク30位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。前週のノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)でツアー初優勝を飾り好調を維持しているセルンドロは、準々決勝で世界ランク37位の
A・カラツェフをフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
C・アルカラス(スペイン)、世界ランク48位の
A・モルカン(スロバキア)が4強へ駒を進めた。
■関連ニュース
・楽天OP3年ぶり開催が決定・錦織 ミニオンコラボ動画投稿・男女の賞金格差 19歳が疑問■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング