男子テニスで元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)の国際テニスの殿堂入り式典が16日に行われた。
グランドスラムを2度制した41歳のヒューイットは2021年に殿堂入りが発表されていたが、新型コロナウイルスの影響で式典が1年延期に。そして、今回16日に行われたホール・オブ・フェーム選手権(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)の準決勝後に実施された。
男子プロテニス協会のATPはヒューイットのセレモニーでのコメントを掲載し「殿堂入りは自分には遠いことのように思えた。選手として殿堂入りを考えたことは一度もなかった。殿堂入りは常に僕の幼少期のアイドルであり、このスポーツの絶対的なレジェンドである人々のためのものだと思っていた」と語った。
「世代を超えてプレーできたことは幸運だったと思う。
A・アガシ(アメリカ)や
P・サンプラス(アメリカ)のような尊敬するヒーローと同じコートに立ち、さらに
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)、
N・ジョコビッチ(セルビア)というこのスポーツ史上最高の3人のテニスプレーヤーと戦うことができた」
「この週末に集まってくれた過去の殿堂入りした人たちに感謝したい。もし、あなた方がいなかったら、そして僕より先に殿堂入りを果たした尊敬すべき人たちがいなかったら、同じようなことはできなかっただろう。この2~3年、そして特にこの週末は僕にとって信じられないような経験だった。ここニューポートという特別な場所で殿堂入りを果たすことを光栄に思う」
ヒューイットは2001年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初優勝。翌年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でもタイトルを獲得。18年間のキャリアで30回のシングルス優勝を飾っており、キャリア通算成績は616勝262敗を記録。2001年と2002年には世界ランキング1位でシーズンを終えている。
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