男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は19日、シングルス決勝が行われ、第5シードの
H・フルカチュ(ポーランド)が第1シードの
D・メドベージェフを6-1, 6-4で破り、今季初優勝をおさめた。フルカチュは試合後、「芝でのタイトルは特別なもの」と語った。
世界ランク12位のフルカチュは、準決勝で同65位の
N・キリオス(オーストラリア)を4-6, 7-6(7-2), 7-6(7-4)の逆転で下し、今季初の決勝進出を果たした。
一方、世界ランク1位のメドベージェフは準決勝で、同51位の
O・オッテ(ドイツ)を7-6(7-3), 6-3のストレートで破り、2週連続で決勝へ進出。
5度目の顔合わせとなった両者の一戦は序盤からフルカチュがメドベージェフを圧倒する展開に。フルカチュは積極的なネットプレーでポイントを重ねて第1セットを先取する。
フラストレーションを露わにするメドベージェフ。第2セット、第1ゲームでブレークを許すと、メドベージェフのコーチ、ジル・セルヴァラがスタンドから退場する。
メドベージェフは第2ゲーム以降、冷静さを取り戻してサービスキープを続けるもフルカチュが振り切って、1時間3分で優勝を手にした。
男子プロテニス協会(ATP)は試合後、フルカチュのコメントを公式サイトに掲載。
「今年初めてのタイトルを待っていたんだ。芝でのタイトルは特別なものだよ」
「今日はサーブがとても良かったし、第1ゲームから勢いがあった。自分のサービスゲームでは2つのデュースをセーブし、ダニール(メドベージェフ)のサービスゲームをブレークすることができたので、勢いに乗ることができたんだ。このような素晴らしい観客の前で勝てて、とてもハッピーだよ」
「ダニールは信じられないような選手で世界最高のプレーヤーだから、対戦するのはとても難しいんだ。最初のうちは、すべてのショットが僕の思い通りになったから、間違いなく勢いがついたね」
勝利したフルカチュは、 昨年のモゼール・オープン(フランス/メッツ、室内ハード、ATP250)以来となるキャリア5勝目を挙げた。
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