男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は16日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
D・メドベージェフが世界ランク42位の
I・イヴァシカを7-6 (7-4),6-3のストレートで破り、今季ツアー4度目となるベスト8進出を果たした。試合後には「僕の目標は、コートに立つたびに可能な限り最高のプレーヤーになることだ」と語った。
前週のリベマ・オープン(オランダ/ロスマーレン、芝、ATP250)準々決勝でも対戦し、そのときはメドベージェフがストレート勝ちをおさめていたこの対戦。その試合から6日後に組まれた再戦でもメドベージェフが10本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに77パーセントの確率でポイントを獲得。イヴァシカに6度のブレークチャンスを与えたものの、ブレークをゼロに抑え1時間36分で振り切った。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメドベージェフのコメントが掲載された。
「彼(イヴァシカ)は素晴らしいプレーヤーだ。若い頃からの知り合いでもある。下部ツアーやチャレンジャー、そしてツアーで対戦してきた。デビスカップの舞台では僕に勝ったこともある。彼は僕のテニスを分かっているし、芝生の上でどうプレーすればいいかも知っているんだ」
今シーズン初のツアータイトル獲得を目指す世界ランク1位のメドベージェフは準々決勝で第7シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と対戦する。バウティスタ=アグは2回戦で世界ランク61位の
T・フリークスポール(オランダ)を逆転で下しての勝ち上がり。
ベスト8での戦いとツアータイトル獲得に向けてメドベージェフは「選手や試合、そして僕のレベル次第だろうね。僕はいま世界1位だ。そんな選手と対戦すること自体やタフなドローであることに少し怖気づく選手だっている。僕に負けたとしても大したダメージにはならないんだ。逆に言えば、世界1位に勝ってキャリアを好転させたい人もいる。僕のいまの目標は、コートに立つたびに可能な限り最高のプレーヤーになることだ。もし相手が勝てば、おめでとうと言い次を目指せばいい」
同日には第8シードの
K・ハチャノフ、世界ランク51位の
O・オッテ(ドイツ)が8強入りを決めている。
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