テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は24日、男子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク158位の
G・シモン(フランス)が同92位の
S・ジョンソン(アメリカ)を7-5, 6-1, 7-6(8-6)のストレートで下し、4年ぶり9度目の3回戦進出を決め、キャリア通算500勝を達成した。
>>全仏OP男子組合せ・結果<<>>全仏OP女子組合せ・結果<<元世界ランク6位のシモンは1回戦で第16シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)にフルセットで勝利。3時間54分の激闘を制して初戦突破を果たしていた。
第1セット、第1・第3ゲームで早くも2度のブレークを奪われて3ゲーム連取を許すも、直後の第4ゲームでブレークバック。第6ゲームでもブレークに成功して4ゲームを連取すると、第12ゲームではこの日3度目のブレークを決めて先行する。
続く第2セットでは序盤から5ゲームを連取しセットカウント2-0とリードを広げる。
第3セット、2度のブレークを奪い合ってタイブレークに突入すると、最後はシモンが競り勝ち2時間34分で勝利している。
男子プロテニス協会のATPは試合後のシモンのコメントを公式サイトに掲載。キャリア通算500勝について語った。
「何とか到達できたし、良い数字だ。またひとつ(記録を)達成できたね。ツアーで500勝したことは、とても幸せなことだよ」
37歳のシモンは今月8日、今季限りで現役を引退することをSNSで明らかにしていた。
シモンは20年間にわたるプロキャリアで、2007年から2013年まで7年連続でツアー優勝を飾り、フランス人プレーヤーとして歴代4位の通算14タイトルを記録。
また勝利数ではフランス人プレーヤーとして歴代3位となる記録を挙げている。
【フランス人選手:ツアー優勝回数TOP5】
1.
Y・ノア(フランス)(23回)
2.
JW・ツォンガ(フランス)(18回)
3.
R・ガスケ(フランス)(15回)
4.シモン(14回)
5.
G・モンフィス(フランス)(11回)
5.
G・フォルジェ(フランス)(11回)
【フランス人選手:勝利数TOP5】
1.ガスケ(574勝)
2.モンフィス(523勝)
3.シモン(500勝)
4.ノア(482勝)
5.
F・サントロ(フランス)(470勝)
勝利したシモンは3回戦で第20シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチは世界ランク57位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)を4-6, 6-4, 6-2, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
D・メドベージェフ、第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第7シードの
A・ルブレフ、第8シードの
C・ルード(ノルウェー)、第11シードの
J・シナー(イタリア)、第12シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、元世界ランク7位の
D・ゴファン(ベルギー)らが3回戦へ駒を進めている。
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