男子テニスで元世界ランク31位の
S・スタコフスキ(ウクライナ)は20日にSNSを更新。ロシアとベラルーシの選手の出場を拒否したウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の決定に反対する声明を出した男子プロテニス協会のATPを非難した。
>>大坂 なおみら 全仏OP女子組合せ<<>>大坂 なおみvsアニシモワ 1ポイント速報<<ウィンブルドンは先月20日に公式な声明として「このような不当かつ前例のない軍事的侵略の状況下で、ロシア政権がロシアやベラルーシの選手の参加によって、何らかの利益を得ることは容認できない。したがって、私たちは遺憾の意を表明し、ロシアとベラルーシの選手が2022年の同大会にエントリーすることを拒否する」ことを発表していた。
そして、20日、ATPは更なる声明を発表し公式サイトに声明を掲載。「どのような国籍の選手であっても、実力に基づき、差別なく大会に参加できることは、我々のツアーの基本。ウィンブルドンがこの夏、ロシアとベラルーシの選手の出場を禁止したことは、この原則とATPランキングシステムの整合性を損なうものである。また、我々のランキング協定とも矛盾している。状況の変化がない限り、非常に残念かつ不本意ではあるが、2022年のウィンブルドンからATPランキングポイントを削除する以外の選択肢はないと考えている」とし、“2022年大会のウィンブルドンでのランキングポイント廃止”という方針を固めた。
これに対してスタコフスキはSNSで批判し、次のように投稿した。
「ATPに失望したと言っても過言ではないだろうね。侵略者と殺人者の側に立つ人がいるとは思ってもみなかった。しかし、私の仲間でさえ、ロシアやベラルーシの選手に同情しているようだ」
「85日間、ウクライナへの侵攻を非難する明確なメッセージを出すことができなかった選手たち。テニス界の恥ずべき日だ」
スタコフスキはロシアがウクライナに侵攻した2月、家族とドバイで休暇を過ごしていたが、妻子に別れを告げ国を守るために厳しい決断を下した。その後はは陸軍予備役の一員となり、ウクライナの首都キエフを守るため母国へ戻っている。
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