男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は12日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)が予選勝ち上がりで世界ランク137位の
J・レヘチカ(チェコ)を4-6, 6-4, 6-2の逆転で下し、決勝へ進出した。
>>ABNアムロ世界テニス・トーナメント組み合わせ<<>>西岡らデルレイビーチOP組み合わせ<<トップシードのチチパスと今大会で快進撃を続ける20歳のレへチカとの一戦は、第1セットの第3ゲームで勢いに乗るレへチカが先にブレークに成功。チチパスはファーストサーブ時のポイント獲得率が94%のレへチカからブレークチャンスを掴むことができず、このまま第1セットを先取される。
第2セット、互いにサービスゲームを死守して迎えた第10ゲームでチチパスが初めてブレークに成功し、1セットオールとする。
ファイナルセットに入るとチチパスが主導権を握り、第2ゲーム、第8ゲームで掴んだブレークチャンスをそれぞれ決めて1時間51分で決勝への切符を手にした。
チチパスが決勝に進出するのは昨年6月に全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝を飾って以来、実に8ヶ月ぶり。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチチパスのコメントが掲載され、「彼は僕を本当にプッシュしてきたんだ」と語った。
「何が起こるか分からないから、彼のパターンとゲームを理解しようとしたんだ。彼はファーストサーブの後、信じられないほど良いプレーをしていて、今まで見たこともないような攻撃をしてきた。僕はなんとか生き残ることができたよ」
チチパスは昨年のモンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)以来、10ヶ月ぶりのツアータイトルをかけて、決勝では第3シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。
オジェ アリアシムは準決勝で第2シードの
A・ルブレフを下しての勝ち上がり。チチパスとオジェ アリアシムは今回が8度目の対戦で、これまでチチパスの5勝2敗。直近5回の対戦ではいずれもチチパスが勝利している。
同決勝は、日本時間13日23時半(現地13日15時半)以降に開始予定。
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