男子テニスのアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)は8日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランク3位で現753位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第6シードの
F・デルボニス(アルゼンチン)と対戦。2019年6月のフィーバー・ツリー・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、 ATP500)以来、約2年8カ月ぶりの復帰戦は、1-6, 3-6のストレート負けで幕を閉じた。
>>西岡らダラス・オープン組み合わせ<<>>YouTube ド素人【テニス】 ボール直撃ハプニング 「やる気が感じない」と喝! 初心者もりし大会出場へ向けフォアハンド猛練習<<フィーバー・ツリー・チャンピオンシップス2回戦で足を滑らせ右ひざを負傷した33歳のデル=ポトロは今大会が復帰戦。大会前の記者会見では「僕はプレーするつもりだし、火曜日にコートに立つのが待ちきれないよ。前回、手術をしたのはこのためなんだ。彼(デルボニス)以上の相手はいないし、彼とは一緒に幸せな日々を過ごしている」、「苦悩や悲しみを乗り越えて、火曜日は忘れられない一日にしたい。ブエノスアイレスで大会が開催することで、今しかないという気持ちになった」と、この一戦にかける想いとともに、現役引退を示唆するコメントをしていた。
全身ブラックのウエア・シューズをまとい、966日ぶりにツアーの舞台に復帰したデル=ポトロは第1セット、第1ゲームでブレークに成功する幸先の良いスタートを切る。強烈なサーブとフォアハンドでウィナーを狙うデル=ポトロに対して、デルボニスは粘り強いストロークとドロップショットを織り交ぜた前後への揺さぶりでポイントを重ねて6ゲーム連取し、第1セットを奪う。
第2セット、第1ゲームでデル=ポトロはこの試合で初めてサービスキープに成功すると、互いに第6ゲームまでキープを続ける。デル=ポトロは第7ゲームで0-40のピンチを迎えると、5度ブレークポイントを凌ぐもデルボニスが決めきり、1ブレークアップとする。
デルボニスの5-3リードで迎えた第9ゲーム、デル=ポトロは涙を浮かべてサービスゲームに入る。最後はデル=ポトロのフォアハンドが大きくオーバーし、デルボニスが勝利を手にした。試合終了後、デル=ポトロは涙を流しながらベンチに座った。
勝利したデルボニスは、2回戦で世界ランク73位の
P・アンドゥハル(スペイン)と対戦する。
今大会の第1シードは
C・ルード(ノルウェー)、第2シードは
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、第3シードは
L・ソネゴ(イタリア)、第4シードは
F・フォニーニ(イタリア)、第5シードは
D・ラヨビッチ(セルビア)、第7シードは
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、第8シードは
L・ジェレ(セルビア)。
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